クラス別ワイヤーテンションの考察 (6) フェニックス15 3号機の場合
今回、実際にフェニックス15を飛行させることで、クラス別ワイヤーテンションの考察における 「実際の感触とデータ」を取得することができました。 クラス別ワイヤーテンションの法則を見出すために、運動力学から様々な観点から考察したのですが、 結局、テンションGの値はほぼ一定になるだろうと見当がつきましたので、各種ワイヤー長、エンジンクラスの一般的な実績から導き出して表を作成しておきました。...
View Articleプロペラ後流の考察 ブログの御紹介
プロペラ後流は、Uコンスタント機の設計や調整ではいろいろ配慮しなければなりませんが、実際の気流の流れは想像でしかなく、苦労していることは確かでしょう。ということで、プロペラ後流の状態を動画で確認できる記事を見つけました。...
View Articleちょっと一服 (エンジンいろいろ)
現在作成予定の入っている機体のエンジンを作成順番毎に並べてみました。 左から 1)Starker81 自作自設計の機体 2)OS LA15 KMCOグラマン WWⅡコンバット仕様 3)OS 40VF インパクト 4)ENYA60 CXLRS PRO. 自作自設計の機体 5)R&B75 自作自設計の機体1)については、ほぼ生地完成まで到達...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その1(キットが届きました)
本日、新発売のスーパーハリケーン4Bの初回ロットのキットが自宅に届きました。 スーパーハリケーン4Bについては、34年前に三ツ星商店で販売、全国のUコンマニアに爆発的に売れたキットでした。 設計は、原 譽祠氏。 原 譽祠氏は、その後スーパーハリケーンシリーズを各種作成し、日本選手権優勝、世界選手権で入賞と、当時の時代を牽引した有名な機体なのは、皆さん御存知のことと思います。...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その2(機体の諸元の調査)
私は、キットを作成する前に、機体の諸元をまとめて記録するように心がけています。 機体の諸元とは、以下の内容となります。(全体) ・全長 ・全幅 ・内翼長 ・外翼長 ・重量 (主翼関係) ・主翼面積 ・翼根翼弦長 ・翼端翼弦長 ・主翼平均翼弦長※ 作図により求める(面積の半分となる位置の翼弦長の長さ) ・縦横比※ 主翼面積/(主翼平均翼弦長×主翼平均翼弦長)...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その3(「仏作って魂入れず」ではなく「魂の入った仏」にしよう)
キットの製作にあたって、とても大切な心がけは、 「設計者の設計の意図を読み取って、正確に作成する」 ことでしょう。 これを実現して完成させることで、設計者の機体に、かなり近い特性の機体(この場合、「素材」)を入手することができます。まったく同様なものは入手は不可能でしょうけど、かなり近いもの(これをレプリカという)が自分のものになるわけです。...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その4(キットの作成方針と工作素材の選択)
今回、私のキットを作成する方針ですが、以下のように考えました。 「なぜ、私はスーパーハリケーン4Bのキットを作りたいのか?」という疑問を持って考え直してみました。結果・・ ・私が学生時代に一世風靡した憧れのハリケーンを現代によみがえらせ、そのフライトを素直に楽しみたい。 ということになるのでしょうかね(笑)...
View ArticleKMCOグラマンで楽しもう その1
KMCOグラマン、そのボリュームのある胴体、側板がベニア製でKMCO15キットの中ではもっとも重くなるだろう、でも丈夫だよな? なんて印象があって、ちょっと手を出すのは気が引けるような思いがあったのですが・・・ これが、結構、人気があるようです。 これは、相乗りしてみたいな、と不順な考えでKMCOグラマンを作成することになりました(笑) (いえいえ、純粋に皆で楽しみたいです)...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その5(重量見積もり(概要))
スーパーハリケーン4Bのキットパーツから、大雑把ですが完成重量を見積もりしてみました。 装備は、以下の通りとなります。エンジン:ENYA45Ⅱ 280g マフラー:JSマフラー 37g スピンナー:Brodak 2 inch Spinner 2B 38g プロペラ:POWERS AP11×5.5W 23g 燃料タンク:自作130cc 50g...
View ArticleKMCOグラマンで楽しもう その2 エンジンマウント周りを作る
とりあえず、エンジンマウント周りから作成することにしました。 以下、組みあがった写真です。 ・内翼側からの側面 ・外翼側からの側面 ・上面 1)マウントプレートの加工 マウントプレートの工作方法は、以前に紹介させていただいたので、説明は省略いたします。 以下を参照してください。 http://blogs.yahoo.co.jp/jpn33f134043/24647477.html...
View ArticleKMCOグラマンで楽しもう その3 胴体を作る(胴枠と側板の接着)
KMCOのキットは側板が丈夫なベニアで胴枠の位置決め用のノッチが胴枠にあり、レーザーカットで正確に位置決めされていますから、正確に組み立てるのはとても容易になりました。 しかし、それなりに手順、注意点を守らないと、ねじれたり曲がったりしてしまいます。...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その6(リンケージのパーツ加工とアライメントの検証)
スーパーハリケーン4Bのリンケージパーツ加工ならびにアライメント検証をしました。リンケージに求められる要件は、以下のとおりとなります。ベルクランク±60度、フラップ±45度、エレベーター±47度 このシビアな大きな舵角を正確に実現し、かつ、2000回のフライトにも充分耐えることができて、かつ、軽量で堅牢であることが、スーパーハリケーン4Bがリンケージに求めている使命となります。...
View ArticleKMCOグラマンで楽しもう その3 胴体を作る(胴体上面貼り、下面貼り加工から生地完まで)
1)胴体の下面貼りを行う胴体の骨組みが完成したら、ねじれ、曲がりに問題なければ胴体の上下を貼ります。 順番としては、まず下面から貼ります。 最初に下面を貼るのは、胴体上面貼り、下面貼り加工時に胴体のねじれが発生しないようにするためです。...
View ArticleKMCOグラマンで楽しもう その3 胴体を作る(胴体上面貼り、下面貼り加工から生地完まで)その2(笑)
8)側板は斜めに削っておく胴体上部前面のパーツを側板の幅に合わせて加工するのは大変です。 斜めに削って被せるように接着したほうが簡単です。9)胴体上部前面の接着10)エンジン取り付け部分の各種加工を行う。マフラー取り付けビスの穴、ニードルの穴、マフラーの穴、エンジン取り付け部の上部の穴を空けます。この後、全体をサンディングして生地完成となりました。...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その7(図面のリンケージアライメントの検証)
とりあえず、キットの図面の通り、ならびにホーンの傾き調整を行わずにリンケージを工作する前提でCADで設計どおりの稼動角となるのかどうか検証してみます。 ロッドの長さは適切に調整してあるものとします。結論では、 ベルクランク UP:60度 DOWN:60度のときに フラップ UP:51度 DOWN:39度 エレベーター UP:51度 DOWN:40度...
View ArticleKMCOグラマンで楽しもう その4 キャノピーの工作
1)キャノピーを切り取るキットのキャノピーは、水滴型の汎用キャノピーです。 とりあえず、形を決めて大きめに大雑把に切り取ります。 このとき使用するのは、キャノピー用のハサミですね。 このハサミは使い勝手が良いです(笑) 2)キャノピーラインを決定する キャノピーの前方は、胴体の曲面に合わせるのが難しいのですが、胴体上部にサンディングペーバーを敷いて擦ると、きれいにキャノピーラインを加工できます。...
View ArticleKMCOグラマンで楽しもう その5 水平尾翼の工作(布ヒンジに挑戦?(笑))
水平尾翼は、サクッと工作しましたが、難関は「布ヒンジ」の工作でした(笑)1)布ヒンジの場合の加工の断面ヒンジラインは直角に削って加工すると、スムーズに動作する布ヒンジ加工ができますね。 布ヒンジは、溝を掘って埋め込んで木工ボンドで接着しました。...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その8(重量分布を予想する)
写真は、SH4Bの重量分布を予想するための簡単に作成した図面です。 重心位置をX軸の0の位置に設定して作図してあります。 小さな重心位置マークは、パーツ毎の予想される重心位置です。この重心位置は、パーツ毎の重心位置を予想して配置しています。 パーツは、キット内のパーツの重量を計測するればOKですね。...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その9(機首マウント周りの工作)
まず、キット内のパーツの重量ならびに工作パーツの加工後の重量、差分を明らかにしました 工作前 肉抜き後 軽減重量 側板ベニア 31 23 -8 マウント 39 25 -14 マウント補強 0 5 5 タンク室底板 0 3...
View Articleスーパーハリケーン4Bを作ろう その9(機首マウント周りの工作)その2
4)マウントに胴枠を接着接着は30分エポキシを用いました。 5)タンク室の底板を追加ここまでの工作で充分に軽量化されていることが判明したので、取り扱いを容易にするため、かつ、マウントのねじれ強度を補強するために、タンク室の底板を加工して追加しました。 これで、タンクがきちんと取り付けることができるようなりますし、捻れ強度がUPします。 6)側板を接着する側板をエポキシで接着して完了です。...
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