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スーパーハリケーン4Bを作ろう その4(キットの作成方針と工作素材の選択)

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今回、私のキットを作成する方針ですが、以下のように考えました。
「なぜ、私はスーパーハリケーン4Bのキットを作りたいのか?」という疑問を持って考え直してみました。結果・・
 
・私が学生時代に一世風靡した憧れのハリケーンを現代によみがえらせ、そのフライトを素直に楽しみたい。
 
ということになるのでしょうかね(笑)
 
Uコン飛行機を作成するときにホツホツと出てくる「自分の好みの性能を追求したい」という欲求があります。
なんとか自分の思い通りの飛行を夢みながら、あーしたら、こーしたら、という思いが募ってくるものですね。
そこで、限られた時間の制約で、効率よく成果を得たいのなら、キットの改造、という手段も考えられますが、結局うまくいかなかった経験があります(泣)
なぜ?ですが、「設計者の設計の意図を充分に汲み取らないで自設計の意図を優先しやすいので、中途半端な性能となってしまう」ということなんでしょうね(笑)
ということで、「急がば廻れ」のことわざとおり、まずキットの設計者の意図を汲み取って正確に作成、その後、自分の意図を反映させて発展させることが大切に思います。
 
ということで、「設計者の意図を汲み取って作成する」ことを基本に、作成方法を検討してみたいと思います。
ところで、旧ハリケーンキットの発売から30年あまり経ち、当時の技術、素材もかなり変貌、進化しているところが多数あります。
現在では入手不可能な工作素材も多数ありますので、当時のままで再現するのは困難と思いますし、実際に飛行させることを重視すると、そこを追及してもしかたありません。
飛ばない骨董品を作成するつもりはありませんからね(笑)
とはいうものの、現在でも入手、再現可能なものはどしどし採用したいものです。
 
以下、工作素材について見当してみたいと思います。
1)接着剤
メインはタイトボンド、強度が必要な部分はエポキシ系接着剤(30分硬化型)、マチ針的使用として瞬間接着剤を用いる。
この素材、技術は、初代ハリケーンキットの時代でも採用されていました。
2)塗装
主翼、尾翼はオラライトのフイルム貼りとし、彩色はカッティングシートならびにウレタン吹きつけとしウレタントップコートで光沢を出します。
胴体、フラップはウレタン、マイクログラス貼りとし、彩色以後は主翼と同様とします。
この素材、技術は、初代ハリケーンキットの時代と大きく異なります。
設計者の意図を汲み取って、当時の性能を再現するには、「重量分布」「強度分布」「表面精度」が合致するか(もしくは向上するか)どうか検討する必要があります。
結果としては、充分に設計者の意図を汲み取って工作が可能なことはわかっていますが、その検討を含めて工作したいと思います。
3)エンジン
初代ハリケーンキット4Bのオリジナル設計では、たしかENYA45Sが採用されていたと思いますが、現在では絶版なのでメーカーからの入手は不可能です。
スーパーハリケーンシリーズは、以下のエンジンが採用されていたと思いました。
ENYA45S->ENYA45BB->ENYA45Ⅱ->ST46
できるだけ当時と同じ特性のエンジンを選択したいものです。
幸いなことに、ENYA45Ⅱ、ENYA SS45、長万部50sp等、現在でも入手可能なエンジンがありますので、これらから選択することになると思います。
4)プロペラ
プロペラは、初代ハリケーンキットの時代に使用されていたCHACペラを含め、各種用意していますが、消耗することを考えると、できるだけ現在でも入手可能なプロペラを選択したいものです。
プロペラは、あくまでも飛行させて評価して、最終的に選択するものとします。
写真は、上から
・POWERS AP11×5.5 (現在入手可能、CHACペラの血筋を受け継いだUコンスタント機向けのプロペラ)
・CHAC  11×5.5  (初代スーパーハリケーン4B用として開発されたプロペラ、骨董品です)
・REV-UP 11×6 EW (初代スーパーハリケーン4B当時に好んで採用されていたプロペラ、骨董品です)
ですね。
5)燃料タンク
燃料タンクの寸法を設計し、金属タンクで自作するものとします。
6)リンケージ
近代スタント機の技術がクラフトラインの努力で充分に実現されています。
ボールリンクを2個増やして、工作の容易さ、機能、信頼性の確保を行いたいと考えています。
7)その他素材
カーボンロービングは、初代ハリケーンキットの時代には存在していませんでした。
(確か数年後に東レが開発、模型市場に普及したのが10年後だったと思う)
カーボンロービングは積極的に活用すると軽量化と高強度を実現できる素材です。
設計者の意図である「重量分布」「強度分布」を汲み取って工作に応用するものとします。
今後、実際の工作、調整、フライトで、具体的に決定してゆきたいと思います。
 

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