15クラス練習機を作ろう 機体重量の増加に伴う対策(主翼設計ガイドライン)
さて、前回までで、スーパープライにもう少し重量増加の余裕があれば、初心者も、より、工作しやすくなるのでは? と考えることになった。 実は、これは、「なにか?」に相当することになる。 一つは見つけ出せたのかもしれない。 では、同一寸法の機体で重量が増えると、どのようになるのか? なにか対処方法はあるのか? 重量増加の程度を測る物差しはなになのか? etcetc 考えて見ましょう。...
View Article15クラス練習機を作ろう スーパープライの平面設計の見直し
さて、前回の 「15クラス練習機を作ろう 機体重量の増加に伴う対策(主翼設計ガイドライン)」http://blogs.yahoo.co.jp/jpn33f134043/26368917.htmlにより、主翼設計の見直しのガイドラインが決定したので、主翼、尾翼の平面形についての設計見直しを行ってみた。 ポイントは...
View Article15クラス練習機を作ろう オリジナル設計の重心位置を求める
胴体設計の一部に、パーツ毎の重量分布を定めて重心位置を求める作業がある。まあ、模型飛行機なので、とりあえず工作してから重心位置を計測、調整錘をのせる、という手順でもよいが、設計がまずい、工作がまずい等のことがあると、たっぷりと調整錘をのせないといけなくなる。これは、ただでさえ重量に余裕のない模型飛行機にとっては、飛行性能の劣化となって現れ、不利なことになる。ライトプレーン等であれば、「じゃあ、主翼を...
View Article15クラス練習機を作ろう 比較可能な重心位置の求め方
前回のブログ記事で、コメントで、重心位置の計測方法についての疑問が投げかけられたので、科学的な見識での重心位置の求め方について、あらためて記述することにしたいと思います。 航空力学では、大切にしている考え方に「相似則」という言葉があります。...
View Article15クラス練習機を作ろう 分析 3)背面飛行練習に向いた機体の特性を明らかにする。
背面飛行・・・・・・ Uコンスタント機を自由に飛行させるには、是非ともクリアしたい、初心者の方々にとって、とても難しい演技パターンですね。 初心者の方が背面飛行をクリアするための機体の性能を取りまとめてみますと、 1)水平飛行、背面飛行、共に、同じ感覚で「浮く」と飛行させやすい。これは、水平飛行では浮きがいいが、背面飛行では浮きが悪い、機体は操縦しにくい、 ということを表しています。...
View Article15クラス練習機を作ろう 分析 4)背面飛行練習に向いた機体の特性を明らかにする。(番外編)
前回のブログ記事で、背面飛行練習に向いた機体の特性を明らかにしましたが、実は、別の「進化」の過程を辿って、背面飛行を習得した方も多いことをご紹介しましょう。 よく言われることですが、Uコン飛行機には「好みの重心位置」がある、と言われます。私の見立てでは、「好みの重心位置」というのは、大きく両極端に分けると、1)後重心が好みの方 2)前重心が好みの方の2種類に分かれるようです。...
View Articleエンジンをなんとかしよう R&B75用マウントプレートを作る
R&B75のエンジン取り付けビスは、シャフトが長いためか、シャフト固定ビス2本を含めて6本のナットが必要になる。さすがに、市販品の4本固定のマウントでは不安なため、5mm厚ジュラルミンからマウントプレートを作成することにした。 やはり、耐久性、メンテナンス性、信頼性、防振機能、を考えると、マウントプレートは必須になる。 といっても、マウントプレート工作は初めて。...
View Articleエンジンをなんとかしよう 燃料タンクの交換 3回目
写真は、上が交換用のタンク、下が交換前のタンク ST46を搭載した私の愛機の燃料タンクを交換することにした。 これで3回目になる。(一回目のタンクは、わずかに容量不足だった)...
View Articleハンドルを何とかしよう ハンドルについて考察
現在、将来的な90エンジンクラスでも使用に耐えるハンドルを設計している。どうせ設計するなら、いろいろ考察して、自分にとってベストなハンドルとなるように作ってみたい。 多分、結果が出るのは数年かかると思うが、これも楽しみなのではないだろうか。 ハンドルは、最終的には、機体毎にいろいろ調整して最終的な調整が決まる。 ハンドルは、1機に1つ、対のもの、と言われる由縁だ。...
View Article15クラス練習機を作ろう スーパープライリニューアル(640g対応)設計完了
スーパープライのリニューアル設計が、ほぼ完了した。 胴体は12×12ヒノキを接着して12×24のサイズにして丈夫にすることにしました。 この構造は、過去に作成した私のスタントマシンと同じ材料、構造となり、充分なカチッとした強度が出ることを確認しています。 前回までは、空力設計が中心でしたが、今回は構造設計、強度設計の見直しを行ったことになります。...
View Articleエンジンをなんとかしよう 燃料タンクの交換 3回目 完成
組み立て前の配管の様子。今回は、H師範のユニフロー方式、佐々木庄司氏のチキンホッパー方式、の両方の方式を選択できるように、配管を1本増やすことにした。もちろん、自然吸気の方法でも使用は可能になる。 タンクのハンダ付け加工、配管、圧力テスト、洗浄も終わり、無事完成した。タンクが歪んでいるのは、圧力テストによるもの。重量は、結局予定よりも重く、従来のタンクと同等程度の重量 41gとなってしまった。...
View Article15クラス練習機を作ろう 飛行事例から最適なワイヤー長を求める
友人からスーパープライの飛行事例のサンプル情報を得ることができた。エンジンはKK18ならびに、調子よく飛行するプロペラ、タンク、燃料、プラグ等の設定となっている。一応、エンジン設定と調子は問題ないようなので、飛行事例から最適なワイヤー長を計算して求めることにした。 サンプル飛行事例の情報機体:スーパープライ エンジン:KK18 ワイヤー長:15.5m リードアウトワイヤー0.5m...
View Article15クラス練習機を作ろう スーパープライで落としグセを克服しよう
スーパープライは、多少ラフな接地をしても、壊れることが少ない、壊れたとしても、飛行場で簡単に修理し、飛行を再開できてしまう。このことにより、自然と根付いてしまった、初心者が陥りやすい心理、「落としグセ」を克服することができるキッカケができる。 「落としグセ」というのは、恐ろしいもので、「墜落して破損しないと満足できない」という心理状態に至る。...
View Articleハンドルを何とかしよう ハンドルの機構を整理してみた。
とりあえず、ハンドルを抽象化した点と線で表現した図を作成してみた。 ハンドル、手首、ヒジまでの全体像を単純化してモデル化した図になる。 眺めること1日・・・・・・・・・ うーん、複雑すぎてわからない。 実際に腕に持ったハンドルは、こんなに真っ直ぐでないし、もっと複雑だ。 ある意味、自分にとって都合のよい解釈をした、実態を反映しない図になったように思ってしまう。 だめだこりゃあ。...
View Article15クラス練習機を作ろう 分析 3)宙返りの舵のコツ
図は、宙返りの初期のころの練習での飛行経路を示します。この飛行経路は、宙返りの舵の感触を誇張して表現して、それを意識して練習した場合の飛行経路となります。実際の綺麗な丸い宙返りでも、実際にはUPの度合いは常に一定ではなく、上昇を稼ぎ、降下で下の高度を狙う、という意識を行って操作しています。 以下、操作手順を順番に説明しましょう。 1)進入...
View Articleちょっと一服 飛行機の収納箱の大きさを考える
そういえば、航空機に機体を持ち込んで運搬する場合に、箱の大きさの制約があって、 ちょっと大きさを超えるだけで、ベラボウな金額が取られるとか取られないとか。 ヘタしたら、積み込みも不可能なんてお話を聞いたような聞かなかったような・・・・ということで、思い立ったら吉日 早速、調べてみることにした。 とりあえず、ANAの国内線、国際線の手荷物の制約、料金について調べてみると・・・・...
View Articleハンドルを何とかしよう ハンドルの調整ってなに? 手に握ったハンドル
Uコンのハンドルの調整って、操作間隔の調整の肝心要なところになるのだが、では、なにを、どう、調整するの? といったところをまとめてみましょう。 これがわかっていないいと、これから続くお話は、すべて迷路にはまってしまいますからね。 写真は、手に持ったUコンのハンドルの状態です。この写真では、一応、独断と偏見で決めた、言葉を定義しておきましょう。・グリップ重心...
View Articleハンドルをなんとかしよう ハンドル舵圧シミュレーターの作成
ハンドルの調整は、結局、ハンドルにかかる舵圧を調整することで、操作感覚と飛行姿勢(飛行経路)をマッチングさせることが目的となる。 ということで、EXCELにて、ハンドル舵圧シミュレーターを作成することにした。ここでは、ハンドルの各種調整項目を変更した場合に、ハンドルの舵圧がどのように変化するのか?を、視覚的に、直感的に理解しやすいグラフで表現すればわかりやすいだろう、と考えている。...
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