まだ翼端板等の工作が残っていますが、主翼の一番の工作の山場、「ねじれずに正確に工作する」レベルの段階までなんとか完成しました。
この段階で重量計測・・・・45gとなっています。
この段階で重量計測・・・・45gとなっています。
今回はD-Box構造(前縁からスパーまでの間をプランクする)構造としました。
フェニックス3号機と同じ構造で再現しています。
フェニックス3号機と同じ構造で再現しています。
KMCO製品では、ゼロ戦、フェニックス、グラマン等を作成してきましたが、前縁からスパーまでの曲面は、できるだけ正確に再現することで、主翼本来の性能を確保しやすいと考えることができます。
フェニックス(前縁プランクあり)、グラマン(前縁プランクなし)と作成しましたが、
どちらも良く飛びますが、鋭いコーナーターンを攻めた飛ばし方を行うと、差が出てくるのがわかります。
フェニックス(前縁プランクあり)、グラマン(前縁プランクなし)と作成しましたが、
どちらも良く飛びますが、鋭いコーナーターンを攻めた飛ばし方を行うと、差が出てくるのがわかります。
キットのままの構造では、リブの間隔が広く、リブの曲面の曲率が大きいため、翼紙を張った段階で凹みの部分が多く、正確に前縁からスパーの間の翼型の再現性が劣ることになります。
また、翼型は、前縁からスパーまでの「微妙な曲線」は、性能に大きく影響する範囲になり、揚力が減少しやすい、失速しやすい、等の欠点となって現れるのは、皆さんご存知のとおりです。
また、翼型は、前縁からスパーまでの「微妙な曲線」は、性能に大きく影響する範囲になり、揚力が減少しやすい、失速しやすい、等の欠点となって現れるのは、皆さんご存知のとおりです。
これを嫌って、半リブを入れたり、プランクをしたりして、皆さんが工夫してきたことも、よくご存知ですね(笑)
KMCOゼロ戦09エンジンでは、スポーツフライトではなく、F2Bを目指していますので、鋭いコーナーターンを飛行させる性能を確保する必要があります。
よって、前縁プランクは必須となります。
よって、前縁プランクは必須となります。
一方、近代スタント機では、わざと前縁プランクしない構造で設計された機体もあります。
この場合、前縁からスパーまでの間のリブ型の曲線を多少膨らませて、翼紙を張った段階で発生する「凹み」でちょうど良い曲面を実現し、性能を改善している工夫がされている場合もあります。
この場合、前縁からスパーまでの間のリブ型の曲線を多少膨らませて、翼紙を張った段階で発生する「凹み」でちょうど良い曲面を実現し、性能を改善している工夫がされている場合もあります。
また、Iビーム翼も前縁プランクをしていませんが、この場合、リブ間隔が充分に狭いので「凹み」が少なく、一見「湯たんぽ」のように見える形状は、性能を向上させるための意図があります。
このような設計の機体では、プランクすると本来の性能が出ないことなるので、プランクせずにそのまま作成するのが得策となりますね。
もちろん、これらの機体は鋭いコーナーターンを実現するために設計された機体になっています。
ところで、この段階で45g・・・ 重いのか?軽いのか?
実は、重量管理シートのうち、主翼については大雑把に、「主翼は90g」と決定してしまっています。
なぜなら、以前に作成したフェニックス3号機で90gをクリアし、同様の工作で実施しているから、なのですが。
なぜなら、以前に作成したフェニックス3号機で90gをクリアし、同様の工作で実施しているから、なのですが。
結局、判断することができなくなってしまいました。
で、あわてて詳細に重量を予想すると
リブ 13g (計測していないので不明)
プランク材 12g (同等の大きさ重量のバルサ材から計測したので正確)
スパー 12g (計測していないので不明)
接着剤 7g (マメに計測しなかったので不明)
プランク材 12g (同等の大きさ重量のバルサ材から計測したので正確)
スパー 12g (計測していないので不明)
接着剤 7g (マメに計測しなかったので不明)
ではないかと?
接着剤の重量は、使用時に?g使用した、という意識で使用することはできません。
(不可能ではないでしょうが、大変面倒なことになる、なにかよいアイディアはないかなあ?)
結局
・完成重量 - パーツ毎の重量 = 接着剤の重量
と計算しながら重量を算出しています。
結局
・完成重量 - パーツ毎の重量 = 接着剤の重量
と計算しながら重量を算出しています。
今回は、パーツ毎の重量をきちんと計測していなかったので、曖昧な数字しか拾えませんでした。
接着剤の比重は、バルサ材に比べてはるかに重い素材です。
よって、少量であろうとも、重量変化は大きいので、使いすぎは禁物なのですが、
かといって、あまりににも少量すぎて接着不良になると、全体の強度が不足し、空中分解に至る等、のことが発生します。
ということで、できるだけ少量の接着剤で確実に接着する、ことが大切になりますが、これがなかなか難しいですね。
よって、少量であろうとも、重量変化は大きいので、使いすぎは禁物なのですが、
かといって、あまりににも少量すぎて接着不良になると、全体の強度が不足し、空中分解に至る等、のことが発生します。
ということで、できるだけ少量の接着剤で確実に接着する、ことが大切になりますが、これがなかなか難しいですね。
結局、パーツ精度を高くして接着部の隙間を少なくする、適材適所の接着剤を選択する等の工夫で克服することが大切になってきますね。
昔のUコン技術の「漫画Uコン入門」では、プランクの時にはたっぷりと接着剤をつけて工作するように、とムサシさんが初心者に指導しているシーンがあったと思いますが、当時の工作方法や、初心者であることを考え合わせると、まったくそのとおりのことだと思います。
空中分解は不幸ですからね。
空中分解は不幸ですからね。
で、私のゼロ戦の主翼の現段階の重量ですが・・・
思った以上に重い、今後の工作で軽量化に充分注意しないと
という意識になっています。
思った以上に重い、今後の工作で軽量化に充分注意しないと
という意識になっています。
いやはや、最初からパーツごとの重量を計測しておくべきでした。
小型機といえどもなめたらいけませんね(笑)