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世界選手権優勝機に学ぶ 「MaxBee」 その2 図面を読む

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MaxBee 図面作成後に実施したことは、「図面を読む」です。
もう少し噛み砕いて表現すると、「他の機体と比較する」ことになります。
私は、過去に飛行させた機体の各種緒言を比較できるように記録するクセをつけています。
このとき、意味の無い比較をしても、情報が散逸し、結局わからなくなるか、振り回されることになり注意が必要です。
ということで、まず、主翼の平均翼弦長を図面から作図して計測し、各種情報で集計、比較を行います。
 
一応、以下に、読み取れた情報を一覧しておきます。
とりあえず、採寸精度が悪いので、すべからく「約」をつけるものとします。
 
主翼関連
1)主翼面積 約40dm2
2)中央翼弦長 約33cm 翼端翼弦長 約23cm
3)平均翼弦長 約28.3cm
4)翼長    約140cm
5)アスペクト比 約4.89
6)フラップ面積 約17.8% 
 
尾翼関連
1)尾翼面積  約12.8dm2
2)中央翼弦長 約21cm 翼端翼弦長 15.5cm
3)平均翼弦長 約18.25cm
4)アスペクト比 約3.84
5)スタビ:エレベーター 約6:4
6)尾翼面積割合  32.6%
7)尾翼容積    0.75
 
胴体関連
1)ノーズモーメント 約1.3
2)テールモーメント 約2.3
 
ビデオで確認したフライトの様子から、周回秒数はちょうど5.1秒となっていますので、
以前求めたクラス別ワイヤーテンションの考察で当てはめて計算すると
1)出力 75クラスエンジン相当
2)機体重量(MAX) 約1700g程度
となります。
 
重量は、構造や飛行の様子、翼型から多少修正して考え直すと、1650g程度になると考えてよいかもしれません。
そうすると、
 
1)翼面加重 42g/dm2
となり、妥当な数値と思われます。
なお、一般的な、これまで主流となってきた機体の緒言とは、かなり異なることとなっています。
しかし、とても良く飛んでいることは確かですね。
この辺は、皆さんで検討してみてください。

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