さて、前回、N先輩から預けられた機体で懸命に練習して、地元大会で準優勝した機体について思い出話を少々
当時の私は高校2年生、まだまだケツの青いガキ状態です。
腕前は、背面飛行ができるかどうか、毎週墜落させていた状態でしたね。
腕前は、背面飛行ができるかどうか、毎週墜落させていた状態でしたね。
「よくこんな腕前で大切な機体を預けたよなあ。」
と思いますが、なんてったって懐の広さなんでしょうね(感謝)
まあ、熱意があって先輩の見立てですぐにでも上達する寸前の腕前と見立てていたのでしょうか?
と思いますが、なんてったって懐の広さなんでしょうね(感謝)
まあ、熱意があって先輩の見立てですぐにでも上達する寸前の腕前と見立てていたのでしょうか?
当時の機体はハリケーンJr(15クラスの名機ですね。H師範設計の機体で、Uコン技術誌で紹介されていました)
で、とりあえず飛ばしてみることに。
N先輩が飛行させると、まっすぐ飛び、FAI F2Bもらくらくこなす機体です。
エンジンも調子がいい。
で、とりあえず飛ばしてみることに。
N先輩が飛行させると、まっすぐ飛び、FAI F2Bもらくらくこなす機体です。
エンジンも調子がいい。
肝心のエンジンの調整はN先輩が実施してくれました。
そのときの注意が「ニードルは最適に調整したので、絶対に触らないこと」でした。
(この制約が、あとあとでいろいろノウハウがわかってくることに、まあ、長くなるのでこの辺で終わり(笑))
そのときの注意が「ニードルは最適に調整したので、絶対に触らないこと」でした。
(この制約が、あとあとでいろいろノウハウがわかってくることに、まあ、長くなるのでこの辺で終わり(笑))
機体は「改造しないこと」が条件です。
なぜか、ハンドル、ワイヤーは自分で揃える必要がありました。
なぜか、ハンドル、ワイヤーは自分で揃える必要がありました。
今でこそ理解していますが、「他人の機体は、ハンドルとワイヤーは自分向けに調整する必要がある」
ことは、当時の常識ではありませんでした。
偶然なのかN先輩の意図なのか?、結果として、ハンドルとワイヤーは自分で調達、調整することとなったのです。
ことは、当時の常識ではありませんでした。
偶然なのかN先輩の意図なのか?、結果として、ハンドルとワイヤーは自分で調達、調整することとなったのです。
当時の販売されていたハンドルの主流といえば
・ポニーのハンドル (リールと兼用になっていて、2つに分割するとハンドルになる、「あのハンドル」(笑)ですね。)
・中央金属技研のハンドル (初代SH4Bキット販売当時に発売された本格的ピッチ調整可能なハンドルですね)
そうそう、両方のワイヤーの長さを同時に調整できるUリリーハンドルなんてのもありました(笑)
・ポニーのハンドル (リールと兼用になっていて、2つに分割するとハンドルになる、「あのハンドル」(笑)ですね。)
・中央金属技研のハンドル (初代SH4Bキット販売当時に発売された本格的ピッチ調整可能なハンドルですね)
そうそう、両方のワイヤーの長さを同時に調整できるUリリーハンドルなんてのもありました(笑)
本格的ピッチ調整可能なハンドルといえば、現代で言うところの
MNT Handle C Type に相当します。(もっともMNT Handle C Type ほどピッチ調整は細かくできません)
MNT Handle C Type に相当します。(もっともMNT Handle C Type ほどピッチ調整は細かくできません)
で、自分が用意したハンドルは、当時のUコン技術誌で記事で紹介していた、ラインニュートラル調整式(すみません、勝手に銘銘しています)の自作ハンドルです。
(Uコン技術誌の記事 年度、月は失念しました(失礼しました)が、この記事は、当時、第一回全日本中高生大会高校生の部で優勝された若林太一氏が書かれた記事で、設計者は佐藤哲司氏となっています)
現代で言うところの
MNT Handle A type に相当し、ただし、ピッチ調整ができない簡易的なものです。
MNT Handle A type に相当し、ただし、ピッチ調整ができない簡易的なものです。
ラインニュートラル調整式ハンドルの調整の行い方は、Uコン技術誌で説明されていたので、それに従って自分好みに調整してみました。
(当時は半信半疑でしたけどね、もっとも、当時はすべての技術が半信半疑であったことは間違いない(笑))
(当時は半信半疑でしたけどね、もっとも、当時はすべての技術が半信半疑であったことは間違いない(笑))
幸い、機体のニュートラルは調整済みです。
残りはハンドルとワイヤーで飛行高度をきちんとあわせて舵の切れ具合はハンドルピッチで調整すればよいわけです。
(今となっては、このように理解できますね(笑)だから、「なあーーんだ、そんなことかノウハウ」なわけです(笑))
残りはハンドルとワイヤーで飛行高度をきちんとあわせて舵の切れ具合はハンドルピッチで調整すればよいわけです。
(今となっては、このように理解できますね(笑)だから、「なあーーんだ、そんなことかノウハウ」なわけです(笑))
ちなみに、ラインニュートラルがあっていないと、どのように飛ぶか?ですが、
狂っている状態では、自分の意図した水平(背面)飛行高度でフラフラ飛ぶようになります。
で、仕方ないので、水平(背面)飛行高度を多少変更すると、フラフラしないでまっすぐ飛ぶ高度が見つかります。
この基準を見つけ出すと、「調整の方向」がはっきり明確になるので、ワイヤーの長さを微妙に変更して、自分好みの水平(背面)飛行高度で飛ぶように微調整すればOKになります。
(ちなみに、手の感覚は、なんとも文章では表現しきれません、すみません。すっと力を抜いた状態、に近いでしょうか)
狂っている状態では、自分の意図した水平(背面)飛行高度でフラフラ飛ぶようになります。
で、仕方ないので、水平(背面)飛行高度を多少変更すると、フラフラしないでまっすぐ飛ぶ高度が見つかります。
この基準を見つけ出すと、「調整の方向」がはっきり明確になるので、ワイヤーの長さを微妙に変更して、自分好みの水平(背面)飛行高度で飛ぶように微調整すればOKになります。
(ちなみに、手の感覚は、なんとも文章では表現しきれません、すみません。すっと力を抜いた状態、に近いでしょうか)
当然、どの高度で飛ばしても、ラインニュートラルをどのように調整しても、フラフラしてまっすぐ飛ばない場合があります。
(もちろん、その可能性のほうがはるかに高い(笑)ですね)
この場合、機体自体のニュートラルをきちんと出すべきでしょうね。
(これも、今となっては、理解している「なあーーんだ、そんなことかノウハウ」なわけです(笑))
(もちろん、その可能性のほうがはるかに高い(笑)ですね)
この場合、機体自体のニュートラルをきちんと出すべきでしょうね。
(これも、今となっては、理解している「なあーーんだ、そんなことかノウハウ」なわけです(笑))
N先輩が、「改造するな、ニードルをいじるな」と主張したのは、実はノウハウだと思っています。
むやみやたらに弄繰り回すと、元の状態に戻すことができなくなり、かつ、混乱してわからなくなる
だったら、下手にいじるものではない、自分で意識して妥協しなさい、ということなんでしょうね。
(ここで、ひとつ大問題が。そもそも良く飛ぶ飛行機はどうやって作成するんだ、ということは永遠にわからないままになりますがね(笑))
むやみやたらに弄繰り回すと、元の状態に戻すことができなくなり、かつ、混乱してわからなくなる
だったら、下手にいじるものではない、自分で意識して妥協しなさい、ということなんでしょうね。
(ここで、ひとつ大問題が。そもそも良く飛ぶ飛行機はどうやって作成するんだ、ということは永遠にわからないままになりますがね(笑))
とりあえず、機体のハンドル調整がきちんと完了すると、なぜか?機体を落とさなくなりました。
演技の下の高度のばらつきがすくなってきたわけです。
いつも、思った高度まで機体が降りてきてくれるわけで、無理して高度を下ろそうとか意識しなくても規定高度に降りてきます。
(本当か?いやいや、そういう気がします、程度としておきます(笑))
さすがに角モノ演技はそれだけではないですが、宙返り系の演技はとても「上達した」ように見えましたね(笑)
演技の下の高度のばらつきがすくなってきたわけです。
いつも、思った高度まで機体が降りてきてくれるわけで、無理して高度を下ろそうとか意識しなくても規定高度に降りてきます。
(本当か?いやいや、そういう気がします、程度としておきます(笑))
さすがに角モノ演技はそれだけではないですが、宙返り系の演技はとても「上達した」ように見えましたね(笑)
ということで、N先輩が意図していたのかそうでないのかは未だ不明?(笑)ですが、それからどんどん上達したのは確かです。
やはり、大切な機体を預けてくれたN先輩の期待に答えたい、という純粋な思いがあったことも確かでしょう。
(朝練は当たり前で、一生懸命練習しましたしね(笑))
やはり、大切な機体を預けてくれたN先輩の期待に答えたい、という純粋な思いがあったことも確かでしょう。
(朝練は当たり前で、一生懸命練習しましたしね(笑))