とりあえず、胴体が生地完成しました。
胴体上部の工作はこれからです。
さて、胴体の側板以下を先に工作する理由ですが、
「側板の直線を基準に主翼、尾翼の取り付け角を正確に工作するため」
です。
「側板の直線を基準に主翼、尾翼の取り付け角を正確に工作するため」
です。
(ちなみに、主脚、尾輪は取り外し可能なので、写真ではくっついていません(笑い))
現代でこそ、インシデンスメーターという取り付け角を計測する便利な道具はありますが、初代ハリケーンキットの時代には、このような便利な道具はありませんでした。
工作の工夫で、「主翼、尾翼の取り付け角を正確に工作する」ことを実施していたわけです。
(これは、現代でも通用する工作方法です)
(現代では、ARF等は胴体は完成しているので取り付け角の基準はインシデンスメーター等で求め、正確に工作するのが良いと思います)
工作の工夫で、「主翼、尾翼の取り付け角を正確に工作する」ことを実施していたわけです。
(これは、現代でも通用する工作方法です)
(現代では、ARF等は胴体は完成しているので取り付け角の基準はインシデンスメーター等で求め、正確に工作するのが良いと思います)
写真の状態で、ノーズに尾翼の厚さのバルサブロックをつけて基準にし、定板上で主翼、尾翼の順に接着すると取り付け角を正確に工作することが可能となります。
キットの胴枠が、側板の上面の直線で上下に分割している理由は、このためと思われます。
エンジンのスラストライン、主翼、尾翼の取り付け角は、「設計者の設計の意図」が反映されています。
実際の工作で、これらは狂いやすく、飛ばすまで精度がわからない、という難しさがあります。
取り付け角等の狂いは、
・最適重心位置が変わる。
・ニュートラルが出ない場合がある。
・UP、DOWNの舵の利きが変わる。
・風が吹くと機体が暴れる。
等、飛行性能に大きく影響してしまいます。
この辺は、工作の重要な勘所になりますね。
また、垂直尾翼の下部も一体にして工作しました。
軽量化のためです。
軽量化のためです。
さて、この状態で、178gとなりました。
胴体の捩れ、歪みもほとんどなく、胴体の捻れ止めも入っていますので、胴体後部の強度は充分にあるようです。
(コチコチで捩れません)
胴体の捩れ、歪みもほとんどなく、胴体の捻れ止めも入っていますので、胴体後部の強度は充分にあるようです。
(コチコチで捩れません)
機体重量調整BOXの蓋です。
この蓋を開けると、約50gの錘を積むことができ、機体重量の調整を行うことができます。
この蓋を開けると、約50gの錘を積むことができ、機体重量の調整を行うことができます。