第2種の横8の字の前後で、パターン練習として四角宙返りを実施しておくと良いと思います。
なぜなら、「腕と機体の飛行コースを一致させるには四角宙返りが覚えやすい」ためです。
腕と機体の飛行コースを一致させると、機体の操作が「腕」や「肘」で操縦させていたものが
「手首操作」で可能になってきて、機体の操作の確実性が高まるからです。
そういった意味では、ウイングオーバーでも練習可能ですね。
宙返りモノは、最初は腕全体でなんとか飛行させているはずです。
「機体操作と飛行コースの予測が難しく、なんとか接地させずに飛んでいる」
という状態に近いのでしょうかね。
ここで四画宙返りの練習を行うと、腕の振り、手首操作のメリハリを習得しやすく、
宙返りモノの操作も精度を上げることができてきます。
とはいっても、最初の四角宙返りは怖いもの。
ということで、初期の段階での練習飛行コースを描いてみました。
ポイントは、
・旋回での集中
・旋回の抜けはしっかりと押さえる
・直線では視線を次のコーナーターン位置へ
・機体が視線に入ってきたら狙いを定めて手首で鋭く舵を切る
・腕は常に機体に遅れないように、できれば心持先行させて振る
といったところでしょうかね。
ちなみに、第1ターン、第2ターンは鋭く手首操作しなくてもそこそこ小さく旋回してしまいます。
ここで鋭く切ると、速度を落としやすく、その後の上昇や高い高度の飛行が維持できません。
よって、心持ち穏やかとします。
上空の背面飛行は少し上昇ぎみに少し長めに飛行させます。
速度が落ちていますから、なかなか前進しないので、降下開始位置まで少し待ちます。
第3ターンは鋭く手首操作、ですが、ポイントは、旋回の抜けで真っ直ぐおろすように押さえ込むことです。
第4ターンは、視線をあらかじめ地面付近にしておいて、機体が視線に入ってくる様子を見ながら鋭くアップを切ります。
最初は早めに、穏やかに、高めに抜ける、のが基本です。
というのも、機体の失速限界を見極めながらにしないと、失速で地面にたたきつけられます。
参考は、ウイングオーバーの引き起こしも同様なので確認できていると思いますが。
この練習コースですと、特に引き起こしでの余裕が持てるので、重点的に引き起こしを反復練習し、
その後、形を整えるとよいでしょう。