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15クラス練習機を作ろう 分析 7)背面飛行練習

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背面飛行の練習に入るためには、水平飛行、宙返りが習得していないと難しいことになります。
また、
「15クラス練習機を作ろう 分析 5)逆宙返り練習1」
を習得しておく必要もあります。


背面飛行の練習は、私の場合、「手の甲を上」とする飛行スタイルですので、この場合に限って、と受け止めていただきたいのです。
ハンドルの持ち方の向きが変わると練習の要領も変わりますので注意が必要です。

ハンドルの向きは「手の甲が上」「手の甲が下」「垂直のまま」「多少左右に傾ける」と様々ありますが、好みで選んでいただいてかまいません。

理想としては「背面飛行中のハンドルは常に縦に持つのがよい」と言われていますが、初心者練習においての墜落リスクを考えると、そうとばかりも言っていられませんし、個々人毎に体の癖等もありますし無理な姿勢ではかえって上達に差しさわりが出ることもあります。
無理せず、慣れてくるに従い、ハンドルを縦に近づけることでよいと思います。
ちなみに私は現在背面飛行中のハンドルの傾きは手の甲を上にして45度程度で飛行させています。
背面飛行でウイップする場合はハンドルを縦にしています。

各地域の上級者の方に相談して、どの方法が自分に向いているのかを考え、選択してみてください。

イメージ 1

図は、最初に背面飛行に入れるためのフライトコースになります。

私の場合は、「手の甲が上」で背面飛行を習得しましたので、この方法での解説を行います。


1)高度1.5m~2mの水平飛行から宙返り開始
既に宙返りを習得していると思いますので、その要領で宙返りを開始します。

2)宙返りを実施
宙返りで上昇させ、頂上を目指します。

3)DOWNをちょんと打って背面飛行へ
宙返りの頂点を過ぎたら、手首をひねり、「手の甲を上」にしてDOWNをちょんと打ちます。
「手の甲を上」の場合、宙返りの頂点で腕を横に振るように意識すると自然と高い高度で背面飛行に入ります。
このとき、「常に小指に力を入れる」意識をしておくとよいようです。

4)DOWN、DOWNと意識して高度を保つように
最初から低い高度で背面飛行をさせる必要はありません。
高い高度で背面飛行を続けながら、1周飛行させます。
このとき、多少波状飛行となっても仕方ありません。
機体が下を向いたら小指に力を入れてチョンと修正舵をうちます。
慣れてきたら波状飛行を押さえながら高度を下げるように練習します。
手の甲を上にした場合は、機体に先行して腕を送るように意識します。

5)風下を過ぎたらフルダウンで逆宙返り
最初は小さい逆宙返りでもかまいません。
なんとか水平飛行に引き起こすことができればOKです。
背面飛行練習で墜落する原因は、舵を間違えて墜落、もありますが、
波状飛行で地面に近づいたのであわててフルダウンを打ったにもかかわらず、風にあおられて墜落するパターンがあります。
この場合、風下ではなく、横風だったり風上だったりしているのが原因となります。
最初の背面飛行の練習はできるだけ風が弱いとき、風下での引き起こしにこだわらなくてもよい条件のときに実施するのがよいと思います。
慣れてきて1周程度飛行できるようになったら、風を意識して風下で逆宙返りを行うようにするとよいでしょう。
慣れてきたら何周か継続する練習にすればよいでしょう。
競技規定では背面飛行は最大で6周まで実施します。


6)UPを打って機体を水平飛行高度に戻す。
逆宙返りの頂点でUPをチョンと打って、機体を穏やかな降下姿勢に入れて、水平飛行高度に戻します。


背面飛行の練習は、Uコンスタント練習の最大の難関と言われています。
舵が逆になりますし、機体が下がったら無意識にUPを切ってしまう癖が出てしまいがちになります。
意識を充分に高め、小指に意識して墜落しないように高度を稼ぎながら実施することが大切です。
この時期は、とにかく機体を壊しがちです。
壊れにくい、壊れても修理しやすい機体を選択して、何度も継続して練習することが大切に思います。
RC-Airplane氏が飛行させているスーパープライEp-Zやスタントマシンのような機体を推奨いたします。

また、この練習段階では、機体のニュートラル調整は重視しなくてもよいと思います。
とにかく墜落させずに練習することが大切です。


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