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15クラス練習機を作ろう 分析 6)逆宙返り練習2

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図は、背面飛行から逆宙返りを1回行う飛行経路を示します。

この飛行経路は、逆宙返りの舵の感触を誇張して表現して、それを意識して練習した場合の飛行経路となります。
実際の綺麗な丸い逆宙返りでも、実際にはDOWNの度合いは常に一定ではなく、上昇を稼ぎ、降下で下の高度を狙う、という意識を行って操作しています。
宙返りと逆宙返りでは、はじめのうちは違和感がありますが、舵のコツは同様になります。
 
以下、操作手順を順番に説明しましょう。
 
最初は4m程度の高度から開始し、慣れて来たら、少しずつ進入高度を下げて1.5mとなるように練習します。
 
2)ジワーッとDOWNを打つ
演技開始位置は、風下を少しすぎたあたりになります。
風向きを間違えると、高い高度で風に煽られ、ワイヤーが弛みやすくなります。
緩やかな手首操作となるように練習します。
このとき、手首の角度は垂直にします。
逆宙返りの最中は、常に手首は垂直となります。
 
3)腕を機体に追従
機体が上昇し始めたら、意識して腕全体を逆宙返りの飛行経路を描くようにすることが大切です。
最初は腕が上がらず、自然にDOWNぎみの舵が入り、上昇を稼げなくなりやすいですね。
この辺を気をつける必要がありますね。
 
4)DOWNを緩めて上昇
機体が垂直になった時点で、意識してDOWNを少し緩めます。
機体は斜めに上昇する感じで、少し真っ直ぐ上昇させるイメージです。
ここで高度を稼がないと、引き起こしで舵が追いつかず、地面に吸い込まれることになります。
腕の振りが遅れると自然とDOWNが入りますが、高度が稼げなくなる原因ですので注意が必要です。
 
5)DOWNを強めて旋回
機体が充分に上昇したら、DOWNを強めます。
多分、姿勢は、多少のげぞっているかな?という感触になると思います。
 
6)DOWNを緩めて降下
機体が下向きになったら、DOWNを緩めて降下させ、引き起こし高度を狙うようにします。
腕は積極的に飛行経路をなぞらえるようにして、機体よりも腕を先行させる意識が必要です。
 
7)引き起こし高度を狙って降下
このとき、視線は引き起こし高度付近に移動させます。
地面と飛行機の間隔が冷静に見えるようになればしめたものです。
 
8)ジワーっとDOWN
地面が近づいたら、ジワーっとDOWNを切って、機体を水平の姿勢になるようにします。
このとき、狙った高度となるように練習します。
 
9)すばやくDOWNを戻す
機体が水平になり、沈み込まなくなったら、すばやくDOWN舵を戻し、ニュートラルにします。
ここで、だらだらと舵を切ったら、機体が浮き上がったり、跳ねたりします。
私の場合、底辺で、軽くUPをこつんと入れるように意識してニュートラルに戻しています。
このへんのコツは、練習でつかむしかありませんね。
 
逆宙返りは、これら一連の連続操作を行い、滑らかに大き目の逆宙返りが実施できるように練習してゆきます。
最初はいびつな形でもかまいません。
大きな逆宙返りを描くことを意識してください。
慣れて来たら、下の高度を合わせる、形を整える、上の高度を合わせる、
という順番で習得していくとよいと思います。

背面飛行で手首を寝かせている方は演技中は手首を立てて行うことになり、この辺が正宙返りと異なり、最初は違和感を持つことになるのでしょう。
また、逆宙返りでは、特に、腕の振りを機体よりも先行させて積極的に責める意識を持ってください。
遅れると思わぬ方向に機体が飛行するような状態になりやすいです。
機体の操作も腕で操縦する感触(宙返りや水平飛行時)とは違い、積極的に手首操作を用いる意識になります。
この辺も、正宙返りと異なり、違和感を持つところなのでしょうね。

下の高度が低くでき、安定してできるようになれば、次は連続逆宙返りに挑戦も可能です。
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と高度が落ちやすいので、機体を意識して上昇を稼ぎ、無駄な舵を打つのを少なくしてゆくと、綺麗に連続逆宙返りができるようになってきます。
この時点では、腕の振りは機体から遅れない状態になっていると思います。

ついでに宙返りも腕の振りが遅れ気味の癖が残っている場合が多いので、この時期に修正して、積極的な手首操作になるように練習したほうがいいでしょう。
次に控えた8の字飛行で違和感なく操縦するためには必要に思います。


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