RcAirplane氏の貴重な実験で、ワイヤーの太さについていろいろ考える機会を設けることができました。
科学的な分析を準備していますが、ここは少しワイヤーやフックの選択についていろいろ考察してみましょう。
Uコンの飛行においての安全性の確保の一つに「ワイヤーが飛行中に破断しないこと」があります。
ワイヤーが破断しなければ、パイロットがセンターサークルから大きくはみ出ていない限り飛行サークル内でのみの飛行となるのがUコンの最大の特徴です。
とはいっても、飛行時にはサークル内に立ち入らないだけではなく、周囲に注意を行い、飛行サークルに人、物等が立ち入らないように監視、注意する事はとても大切なことですね。
ワイヤーが破断しなければ、パイロットがセンターサークルから大きくはみ出ていない限り飛行サークル内でのみの飛行となるのがUコンの最大の特徴です。
とはいっても、飛行時にはサークル内に立ち入らないだけではなく、周囲に注意を行い、飛行サークルに人、物等が立ち入らないように監視、注意する事はとても大切なことですね。
さて、そのようにワイヤーというのは安全の確保のためにも適切に選択しなければいけませんし、端末処理、ワイヤーフック等、安全性に定評のあるものを使用することが大切に思います。
また、痛んだワイヤー(キンク、折れ曲がり、よれ等)を用いると破断する恐れがありますので、新品に交換して使用しましょう。
ワイヤーというのは、同じ形状、材質であれば太くなるほど丈夫で安全になりますが、一方、空気抵抗が増大し飛行させにくくなります。
よって、機体によって適切の太さ、形状というものが国内規定で定められています。
よって、機体によって適切の太さ、形状というものが国内規定で定められています。
ワイヤーの規定というのは、実は国際ルールのFAI F2Bルールでは、引っ張りテストに合格すればどのようなものでもよい、という内容になっています。
私は、素材の進化の余地を許している、と理解していますが、だからといっていい加減なものを許すというわけではありませんね。
私は、素材の進化の余地を許している、と理解していますが、だからといっていい加減なものを許すというわけではありませんね。
では、日本国内では、同じ規定でもよいのか?というと、そうはいかない面が多々あると思います。
FAI F2Bルールに則った飛行を行うためには、それなりに高い意識をもって技術習得し、安全確保に努めた者でなければ飛行させる事はできません。
初心者の方に、いきなりそれらを求める事はできませんね。
FAI F2Bルールに則った飛行を行うためには、それなりに高い意識をもって技術習得し、安全確保に努めた者でなければ飛行させる事はできません。
初心者の方に、いきなりそれらを求める事はできませんね。
そこで、ワイヤーは国毎に独自の規定が定められており、それに従い、安全で飛行させやすいワイヤーを選択する基準が定められています。
もちろん、日本国内のワイヤーの規定は国際的にも、もっとも安全になるように配慮されたルールになっている、と考えられています。
もちろん、日本国内のワイヤーの規定は国際的にも、もっとも安全になるように配慮されたルールになっている、と考えられています。
ワイヤーの国内規定は、エンジンクラス、機体重量により、選択できるワイヤーの太さ、形状がきちんと定められています。
もちろん、ワイヤーの新商品が発売される前には、国内規定に従って各種評価試験を実施し、安全に使用できるもののみが販売されるようになっています。
もちろん、ワイヤーの新商品が発売される前には、国内規定に従って各種評価試験を実施し、安全に使用できるもののみが販売されるようになっています。
ワイヤーの国内規定は、都度変更されることもあり、ブログでの紹介は避けることとしますが、毎年開催される日本選手権に参加される選手の方々に書面で配布されることになっておりますので、詳しくは、各地域の日本選手権出場者に問い合わせるとか、検定会で問い合わせを行って確認してください。
快く答えていただけることと思います。
また、ワイヤーの安全指導にはしっかりと従っていただければ幸いですね。
さて、初心者の方で日本選手権者との面識をもてない方々がもいらっしゃると思いますが、この場合は、ワイヤーの購入先に問い合わせをしてみてください。
この場合、エンジンクラス、機体重量を伝えると選択するワイヤーを推奨されるでしょう。
また、ワイヤーのカタログには、使用できるエンジンクラスが掲載されているので、これを基準に問い合わせを行うのがよいと思います。
この場合、エンジンクラス、機体重量を伝えると選択するワイヤーを推奨されるでしょう。
また、ワイヤーのカタログには、使用できるエンジンクラスが掲載されているので、これを基準に問い合わせを行うのがよいと思います。
こと、ワイヤーやフックに関しては、「高級品、低級品」といった意識ではなく、安全に使用できる実績のある「Uコン専用」のパーツを選択してゆきたいものです。
初心者の方々でも安全意識を高く持ち、Uコン専用の適切なワイヤー、フックを選択されることを希望いたします。
初心者の方々でも安全意識を高く持ち、Uコン専用の適切なワイヤー、フックを選択されることを希望いたします。
過去に、ワイヤーの端末処理について紹介した記事がありますので、URLを記述しておきます。
「Uコンスタント機の工作の工夫、勘所 その2 (ワイヤー端末の加工)」
(一部、記載に間違いがありましたので修正いたしました)
また、ワイヤー端末処理を加工しやすくするためのグッズについても紹介しております。
こちらの道具を用いることができれば、きちんと長さをそろえた端末処理加工もしやすいと思います。
ヨリ線ワイヤーはグロメットを用い、銅線等で巻いて端末処理を行うのがよい、とされています。
(単線は初心者の方は使用が難しいのでオススメしません)
銅線で巻いた部分のハンダ付け、ヒシチューブで全体を隠す、等ははしてはいけないことになっていると伺っています。(接着剤の使用も不可です)
また、ワイヤーに付属している銅パイプ、ニューム管等でかしめる方法はワイヤーを痛めて強度が落ちるので不適切です。
新しく作成したワイヤーは、必ず引っ張りテストを行い、テストに合格したもののみを使用してくださいね。
なお、リードアウトワイヤーは充分に太いので、この限りではありません。
私は、銅線を巻いてハンダ付けしています。
もちろん、錆びないようにアルカリ水に漬け、綺麗にフラックスを洗浄し、油を注しています。