さて、墜落なんて何年ぶりだろう、ということはどうでもよくて、墜落させたのならきちんと損傷の確認、墜落原因の追究、反省をしなければ、何度でも同じことを繰り返す。
初心者時代の墜落はなんども繰り返しは致し方ないところでもあるが、今回の事例から繰り返さないための方法を知って欲しいところなのだが、何よりも大切に思うのは気持ちが折れてしまうことの修復だろう。
気持ちの修復のレクチャーは私は不得意なので申し訳ないがあまり期待しないでください。
気持ちの修復のレクチャーは私は不得意なので申し訳ないがあまり期待しないでください。
1)機体の損傷具合の確認
・脚が大きく曲がっていた、それも外翼側、内翼のタイヤもハブから外れていた。
・外翼端前縁に多少傷がついていた。
・エンジンが泥をかぶっていた、しかし、キャブレター周辺は泥がついていなかった
・燃料タンク取付金具が一部千切れてしまっていた。
・墜落での衝撃でのヒビの有無について丹念に点検、発見できなかった。
・エンジンのゆがみについて(特にシャフト、クランクケースの狂い)確認したが、よくわからない。
・プロペラは外観での損傷はみあたらない。
・燃料はほとんど残っていなかった。しかし、燃料パイプ分くらいは残っていた。
・脚が大きく曲がっていた、それも外翼側、内翼のタイヤもハブから外れていた。
・外翼端前縁に多少傷がついていた。
・エンジンが泥をかぶっていた、しかし、キャブレター周辺は泥がついていなかった
・燃料タンク取付金具が一部千切れてしまっていた。
・墜落での衝撃でのヒビの有無について丹念に点検、発見できなかった。
・エンジンのゆがみについて(特にシャフト、クランクケースの狂い)確認したが、よくわからない。
・プロペラは外観での損傷はみあたらない。
・燃料はほとんど残っていなかった。しかし、燃料パイプ分くらいは残っていた。
2)墜落原因の追究
a)墜落の直接の原因は、「ワイヤーテンションのこころもたない上空でのエンジン停止」なのだが、ここで「なぜ」を追求すると、
・燃料が完全に消耗してのエンジン停止ではない、これは不自然、ということになるであろう。
確かにエンジンはまだまだあたりが充分にとれていなく回りが硬いので、「いつ止まっても仕方がない」といった面はぬぐいきれないが、飛行中に上空に上げると何度かエンジンが息をついていたこともあり、それだけではないようにも考えられる。
a)墜落の直接の原因は、「ワイヤーテンションのこころもたない上空でのエンジン停止」なのだが、ここで「なぜ」を追求すると、
・燃料が完全に消耗してのエンジン停止ではない、これは不自然、ということになるであろう。
確かにエンジンはまだまだあたりが充分にとれていなく回りが硬いので、「いつ止まっても仕方がない」といった面はぬぐいきれないが、飛行中に上空に上げると何度かエンジンが息をついていたこともあり、それだけではないようにも考えられる。
b)エンジンが停止しワイヤーテンションを失った直後の機体姿勢について
明らかにワイヤーの重さで内翼が引っ張られロール軸方法で回転する挙動を示していた。
これは、翼端錘が足りないことを示している。
翼の捩れは見た目にもないし、水平飛行、背面飛行でのチェックを行っているので問題ないだろう。
明らかにワイヤーの重さで内翼が引っ張られロール軸方法で回転する挙動を示していた。
これは、翼端錘が足りないことを示している。
翼の捩れは見た目にもないし、水平飛行、背面飛行でのチェックを行っているので問題ないだろう。
3)墜落直前の対応
ワイヤーテンションが上空で抜けた瞬間に、その後の飛行経路を予想した。
機体の姿勢がワイヤーテンションを回復させない方向に崩れたと判断した瞬間、どの付近に落ちてくるのかを判断、地面近くでなんとかテンションを確保できるのでは、と考え、方向を決めて走った。
地面近くでワイヤーテンションが戻り、UPを切ったがピッチ軸45度の角度までしか復帰できなかった。
しかし、脚がショックを吸収するだろう、と期待したのだが、そのとおりとなった。
ワイヤーテンションが上空で抜けた瞬間に、その後の飛行経路を予想した。
機体の姿勢がワイヤーテンションを回復させない方向に崩れたと判断した瞬間、どの付近に落ちてくるのかを判断、地面近くでなんとかテンションを確保できるのでは、と考え、方向を決めて走った。
地面近くでワイヤーテンションが戻り、UPを切ったがピッチ軸45度の角度までしか復帰できなかった。
しかし、脚がショックを吸収するだろう、と期待したのだが、そのとおりとなった。
4)墜落後の対応
とりあえず現場での墜落後の点検を行ったが、綺麗に掃除して再フライトは可能であったと思う。
しかし、あえて再フライトはしないことにした。
精神的に落ち着いていないので、また同じことを繰り返す可能性が高い。
まあ、これは、早く気持ちを切り替えて、勇気を持って次のフライトを行う、でもよいのだろうが、この場合、落としグセが心を支配することになることも考えられるので注意が必要だ。
また、変に恥ずかしがったり、笑いをとってギャグでごまかしたりもしなかった。
照れ隠ししても仕方がないし、逆に精神面での弱さを助長させることになるので注意が必要だ。
とりあえず現場での墜落後の点検を行ったが、綺麗に掃除して再フライトは可能であったと思う。
しかし、あえて再フライトはしないことにした。
精神的に落ち着いていないので、また同じことを繰り返す可能性が高い。
まあ、これは、早く気持ちを切り替えて、勇気を持って次のフライトを行う、でもよいのだろうが、この場合、落としグセが心を支配することになることも考えられるので注意が必要だ。
また、変に恥ずかしがったり、笑いをとってギャグでごまかしたりもしなかった。
照れ隠ししても仕方がないし、逆に精神面での弱さを助長させることになるので注意が必要だ。
5)墜落原因
上空に上げたときは遠心力が弱くなり、タンク内の燃料も翼端側に集まりにくくなる。
ましてや上空での旋回は燃料パイプから燃料が外れる可能性が高い。
これは、燃料の残量が少ないほど発生しやすい。
今回のエンジン停止の直接の原因は、これになると考えられる。
あと、翼端錘が少なかった、このためワイヤーテンションを失ったときに、テンションを回復しやすい方向に飛行姿勢が移ることなくテンションを失ってしまった。
上空に上げたときは遠心力が弱くなり、タンク内の燃料も翼端側に集まりにくくなる。
ましてや上空での旋回は燃料パイプから燃料が外れる可能性が高い。
これは、燃料の残量が少ないほど発生しやすい。
今回のエンジン停止の直接の原因は、これになると考えられる。
あと、翼端錘が少なかった、このためワイヤーテンションを失ったときに、テンションを回復しやすい方向に飛行姿勢が移ることなくテンションを失ってしまった。
6)反省
何よりも、「飛行計画をきちんと立てていない」ことが最大の原因といえるだろう。
今回の飛行では、エンジンもランニングインの最中でもあり、じっと我慢して水平飛行を行い、無事着陸させる、といった飛行計画が無難であった。
また、燃料タンクが練習機用で小さいので飛行時間も短い、当然、普段の感覚で飛行させていたら、意図しないときに燃料が切れるのはあたりまえ、となる。
つまり、1回目のフライトのように数パターンの演技をエンジンの具合と相談しながら淡々とこなし、エンジン停止直前は(残り10周くらい前から)水平飛行かエンジン停止高度での待機と、きちんとフライト計画を練って飛行させるべきだった、と反省している。
何よりも、「飛行計画をきちんと立てていない」ことが最大の原因といえるだろう。
今回の飛行では、エンジンもランニングインの最中でもあり、じっと我慢して水平飛行を行い、無事着陸させる、といった飛行計画が無難であった。
また、燃料タンクが練習機用で小さいので飛行時間も短い、当然、普段の感覚で飛行させていたら、意図しないときに燃料が切れるのはあたりまえ、となる。
つまり、1回目のフライトのように数パターンの演技をエンジンの具合と相談しながら淡々とこなし、エンジン停止直前は(残り10周くらい前から)水平飛行かエンジン停止高度での待機と、きちんとフライト計画を練って飛行させるべきだった、と反省している。
精神面では、久しぶりに他人の前で飛行させることになったので、どうやら「いいかっこし」の射幸心が出ていたように思う。
恥ずかしいところだろう。
あと、できるだけ少ない飛行回数で機体の性能を評価してしまおう、という焦りもあったように思う。
墜落させて機体を損傷してしまったら、それまでの評価なんて意味がなくなってしまうにも関わらずにね。
恥ずかしいところだろう。
あと、できるだけ少ない飛行回数で機体の性能を評価してしまおう、という焦りもあったように思う。
墜落させて機体を損傷してしまったら、それまでの評価なんて意味がなくなってしまうにも関わらずにね。
幸いなことに、機体損傷小はほとんどなく再フライトは可能な状態である事は確認できた。
今後は、無理のない飛行計画を立てて、しばらくはエンジンと良く相談しながら慎重にランニングインの飛行をすることが大切に思う。
他人が見ているからといって、変に舞い上がったりしないように注意してね。
今後は、無理のない飛行計画を立てて、しばらくはエンジンと良く相談しながら慎重にランニングインの飛行をすることが大切に思う。
他人が見ているからといって、変に舞い上がったりしないように注意してね。