BMT-20の図面、材料から、機体の概要について調査してみた。
なお、図面には明記されていなかったので、自分なりに計測して集計したデータなので
公式データではないことをお断りしておきます。
寸法については省略します
主翼面積 約19.5dm2 (計測で求めた)
機体重量は明記されていませんでした。
機体重量は明記されていませんでした。
そこで、2種類の重量を出してみました。
全備重量その1 770g (キット材料から素直に工作した場合の予想重量)
全備重量その2 700g (主翼面積と翼面荷重から計算した要求重量)
全備重量その2 700g (主翼面積と翼面荷重から計算した要求重量)
この2種類の重量については、私なりの方法と根拠で予想重量として割り出した数字になる。
以下に、その状況を紹介します。
1)キット材料から素直に工作した場合の予想重量 770g
素直にキットのパーツの重量を計測し、過去に経験して集計しておいた各種重量を加算して、計算したもの。
EXCELで作成した重量管理シートを用いて割り出した。
2)主翼面積と翼面荷重から計算した要求重量 700g
そのまんま、図面から主翼面積を割り出して、翼面荷重を掛け合わせて計算したもの。
以下に、その手順、根拠を示す。
機体の性能の大きな要素に、翼面荷重がある。
最適な翼面荷重は、経験により求めていて、用いる翼型ごとに、この程度の翼面荷重になるよな?
といったデータベースを私は持っている。
最適な翼面荷重は、経験により求めていて、用いる翼型ごとに、この程度の翼面荷重になるよな?
といったデータベースを私は持っている。
とはいっても、なかなか体系的な法則の発見までには至っていないので、なんともいえないところも多いが、基本的に、以下のように考えている。
NACA0018にフラップをつけた主翼(昔の主流であった45クラススタント機の代表的な構成)で
34g/dm2(スロースタント向け)~36g/dm2(高速スタント向け) と言われている。
34g/dm2(スロースタント向け)~36g/dm2(高速スタント向け) と言われている。
これを基準に、小型機は多少軽め、大型機は多少重めになる、と考えている。
キット内容のリブ型は、NACA0018ではなく、MNT氏独自の特徴ある翼型になっている。
とはいっても、最適翼面加重は、それほど大きく変化しないと考えられる。
とはいっても、最適翼面加重は、それほど大きく変化しないと考えられる。
そこで、主翼面積と翼面荷重から、全備重量を計算してみた。
翼面荷重 34g/dm2 の場合 全備重量 663g
翼面荷重 35g/dm2 の場合 全備重量 683g
翼面荷重 36g/dm2 の場合 全備重量 702g
翼面荷重 35g/dm2 の場合 全備重量 683g
翼面荷重 36g/dm2 の場合 全備重量 702g
となった。
3)求められた実現可能な全備重量の目標 700g
キット材料からそのまま工作した場合(770g)は、翼面荷重は約39.536g/dm2となる。
もともと、機体を高速化してワイヤーを伸ばし、周回秒数を遅くするのが、当初の目的であるので、翼面荷重は多少重めでも良好な結果となることは理解しているが、エンジン出力との絡みを考えるとむやみに重くすることもできない。
(一応、出力に余裕を持たせるために、あえて25クラスのエンジンを選択した)
この辺のジレンマを考え、かつ、現実的に工作可能な軽量化を考えて妥当な重量は、約700gと割り出した。
その差、70gとなるが、全備重量の約1割ほどの軽量化を実現することになるので、なんとか可能なところになると考えている。
(一応、出力に余裕を持たせるために、あえて25クラスのエンジンを選択した)
この辺のジレンマを考え、かつ、現実的に工作可能な軽量化を考えて妥当な重量は、約700gと割り出した。
その差、70gとなるが、全備重量の約1割ほどの軽量化を実現することになるので、なんとか可能なところになると考えている。
本来は、エネルギー機動理論をベースに考えたいところだが、まだ設計支援に用いれるところまでには至っていない。
この辺のところは、今後の課題となるのだろうな。