Uコンの左右の主翼の長さの違いについては、時代と共に刻々と変化してきたことは事実でしょう。
今回は、私の主観でとらえた変化についてご紹介したいと思います。
今回は、私の主観でとらえた変化についてご紹介したいと思います。
長さの違いは、本来、「面積比」で表現したいところですが、データ集計に手間がかかりますから、???cm程度、といった表現とします。
よって、飛行機のサイズが変わったら???cmはそのまま採用しても同じ結果とならない、と受け止めてください。
また、事例は45クラスの機体、としておきます。
よって、飛行機のサイズが変わったら???cmはそのまま採用しても同じ結果とならない、と受け止めてください。
また、事例は45クラスの機体、としておきます。
大雑把に3種類に分類します。
1)4cm~5cm程度の差があった時代
2)0cm(つまり左右の長さが一緒)の時代
3)2.5cm程度の時代
2)0cm(つまり左右の長さが一緒)の時代
3)2.5cm程度の時代
私はサンプルの機体の設計者そのものではないですから、様々な考察、事実認識を繰り返しここに至っていることをご理解願います。
また、今回は、全ての事例を実践して確認しているわけではないことは、ご容赦願います。
また、今回は、全ての事例を実践して確認しているわけではないことは、ご容赦願います。
1)4cm~5cm程度の差があった時代
私がUコンを習得していった時代、つまり、古くからあるUコンの設計の機体は、このタイプでした。
ロール軸方向のバランスは、主翼の揚力の発生具合が影響します。
水平飛行、背面飛行共に、ロール軸において外翼が下がる傾向にすることでワイヤーテンションを保ちやすい、と考えれられて、設計された機体なのかな?と考えていましたが、最近、友人の助言から、「計算しきれないので、安全マージンを大きく取った設計方針とした」との記述がUコン技術誌で紹介されていた、と伝えられ、即座に納得しました。
このタイプの機体は、良く飛ばしましたが、水平飛行、背面飛行で傾かず綺麗に飛行するように調整すると、宙返りは具合良くロール軸が傾き、ワイヤーテンションも良好になりますが、角モノ旋回にいたっては機体が暴れる、といった印象をもちました。
2)0cm(つまり左右の長さが一緒)の時代
このタイプの機体は、実際に私は飛ばしていないので、評判と、実際に拝見した「飛び」から得た情報でご紹介します。
もともと、「主翼の左右の長さを一緒にした機体が理想的である」といった理論は、Uコン技術誌のスケールムスタングを飛行させたアルレイブ氏の記事で紹介されていました。
この理論を直接紹介した技術書は直接読んではいませんが、ある意味衝撃的でした。
当時の日本の主流である、「4cm~5cm程度の差」があたりまえだったのですが、それを完全に否定することになるからです。
そこから、左右の長さが一緒の機体を作成して飛ばしてみる機運が生まれ、今に至っていますが、評判は、「翼端錘を従来の倍以上積まないと水平飛行背面飛行が内側に傾く」、そこで、翼端錘を充分に搭載して水平飛行、背面飛行が満足に飛ぶようにしてから、コーナーターンを実施すると、これまた機体が暴れる、といった結果となります。
コーナーターンで暴れることに対処するために、外翼のフラップ面積を増して対処するが、なかなか食具合のよいところに収まりにくい、という結果となっています。
このタイプの機体は、実際に私は飛ばしていないので、評判と、実際に拝見した「飛び」から得た情報でご紹介します。
もともと、「主翼の左右の長さを一緒にした機体が理想的である」といった理論は、Uコン技術誌のスケールムスタングを飛行させたアルレイブ氏の記事で紹介されていました。
この理論を直接紹介した技術書は直接読んではいませんが、ある意味衝撃的でした。
当時の日本の主流である、「4cm~5cm程度の差」があたりまえだったのですが、それを完全に否定することになるからです。
そこから、左右の長さが一緒の機体を作成して飛ばしてみる機運が生まれ、今に至っていますが、評判は、「翼端錘を従来の倍以上積まないと水平飛行背面飛行が内側に傾く」、そこで、翼端錘を充分に搭載して水平飛行、背面飛行が満足に飛ぶようにしてから、コーナーターンを実施すると、これまた機体が暴れる、といった結果となります。
コーナーターンで暴れることに対処するために、外翼のフラップ面積を増して対処するが、なかなか食具合のよいところに収まりにくい、という結果となっています。
3)2.5cm程度の時代
もともとは、私の地元の先輩の方々が実践していました。
当時の日本製キットは「4cm~5cm程度の差」でしたから、これを2.5cm程度になるように工作したわけです。
理由は、実際に飛行させてみて「調整しやすいから」です。
その後、主翼の左右の長さの差は1インチが理想、といった評判が生まれました。
代表的な機体としては、インパクトがこれに相当します。
もともとは、私の地元の先輩の方々が実践していました。
当時の日本製キットは「4cm~5cm程度の差」でしたから、これを2.5cm程度になるように工作したわけです。
理由は、実際に飛行させてみて「調整しやすいから」です。
その後、主翼の左右の長さの差は1インチが理想、といった評判が生まれました。
代表的な機体としては、インパクトがこれに相当します。
何機も飛ばしこみ、いろいろ試しながら経験を積み重ね、良好と思われる妥協点となっている、ことはあきらかですからね。
つまり、傾向と対策の繰り返しが最適な設定を導き出し証明していることは確かです。
よって、現在までは、「経験から導き出された最適値」といった表現は妥当であると考えています。
これらの貴重な経験に敬意を払いながら、これを科学的に合理的に明らかにする必要がある、と私は考えています。
なぜ?主翼の長さの差が1インチとなったのか?
ですが、この理由が判明し、経験から導き出された方程式を発見すれば、異なる大きさの機体、でも最適な左右の主翼の長さの違い、を計算し、求めることができるようになりますしね。