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SH4B ARFを工作する 胴体の工作 その2 カウリング工作

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イメージ 1
 
難儀していたカウリング工作も目処が立ってきました。
今後、胴体カーブに合わせて削りこみ、余分な肉を落とせば生地完成までに漕ぎ着けそうです。
カウリングのカットラインは写真のとおりとなります。
固定は4箇所のビス止め、エンジン周りの形状は、オリジナルの形状を尊重し、エンジンヘッドの穴を空け、ヘルメットカウルとはしないこととしました。
ヘルメットカウル(いわゆるエンジンヘッドもカウルで覆われる形状のカウル)は、飛行時には冷却効率が上がり、エンジンの運転温度の調整も容易になりますが、欠点はエンジン停止後のエンジン冷却が進みにくい、という欠点があります。
前面からのプロペラ後流がカウル内に入らなくなるため、なかなかエンジンが冷えない、ということがありますね。
これを補うために冷却ファンを用いる、等の必要性が発生します。
一方、今回のカウル形状でしたら、エンジン停止後、地上においておいてもヘッド周りから冷却空気が流入しやすいので、冷えやすいことになります。
また、エンジンヘッドが見えているので、取り扱いに安心感がもてますね。
 
途中、撮り貯めたカウリングの工作過程をご紹介いたしましょう。
 
 
1)マフラーより下の部分の層を、まず工作する
イメージ 2
胴体カットラインととエンジンのマフラーより下の部分の隙間を埋める部分をバルサブロックを削りだして精度出しの工作を行っています。
ポイントは、
・木目は前後斜め方向とする
・エンジンに触れないように、そこそこ肉を残して加工する。
・カットラインで、できるだけ隙間が発生しないように注意して加工する。
・ノーズリングとの境界部分は強度が足りなく割れやすくなるため、1mmベニアで補強を入れる。
です。
 
2)マフラーより上、胴体カットラインまでの高さの層を加工する
イメージ 3
マフラーより下の部分の層の上に、バルサブロックを積み上げました。
木目は前後方向となるように、しています。
胴体とのカットラインと直線となるように精度出しを行っています。
この後、エンジン部分をくりぬきます。
 
胴体側には、カウリング取り付けビス台兼補強の10×10ヒノキをエポキシで接着しています。
ナット代わりに、ヒノキに2.5mmの穴を空けてタップを立て、ネジ穴加工を行います。
この構造は、金属(ナット等)を使わないので軽く、胴体の補強もかねることができ、工作が簡単です。
また、木材でですので、ナットを食い絞めるようにタップ加工することで、ゆるみ止めが実現できます。
最近の私のお気に入りの工作方法です。
 
3)胴体カットラインの上の層を工作する
イメージ 4
写真の通りとなります。
エンジンヘッドの穴あけ、固定用ビスの穴あけ、冷却穴の穴あけを行っています。
カウリング取り付けビスの付近には、ベニアで補強が入っています。
 
4)カウリング全体像
イメージ 5
これから、胴体に固定して形を整えるように削ります。
 
イメージ 6
裏面からみたところです。
4本の取り付けビスが見えます。
エンジンヘッド周りの空気の流れに影響する部分は、これから精度出しの削りこみを行います。
ヘッドとの隙間は、狭いところで2mm以上の間隔となるようにするのが私の好みです。
これから、余計な肉を落としてゆきます。
 
 
 

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