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15クラス練習機 KMCO オオカミを作ろう 完成重量を見積もる。

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イメージ 1
 
オオカミの全備重量は、翼面積×予想翼面荷重から求めた重量として586gとしましたが、
現時点で材料から求められる材料からの重量を計測してみました。
計測した結果536gとなり、その差は丁度50gとなりました。
残り50gは、工作に必要な被覆、塗装の重量等で消化されることになります。
 
それが、可能かどうか?については、過去に作成した機体を調べると目処がつくでしょう。
ということで、過去に作成した機体の重量管理情報を調べてみました。
 
一番近い大きさ、構造の機体は、フェニックス3号機となりましたでの、数字を確認すると
塗装で77g(主翼はフイルムで胴体、尾翼はウレタン塗装)となりました。
塗装は、塗装面積に比例して重くなります。
主翼面積、尾翼面積は、ほぼ同程度ですが、胴体の面積は明らかにフェニックスのほうが広いことになります。
よって、オオカミの場合の塗装重量は57g程度になるのでは?
と予想しました。
塗装は、練習機ですから、多少塗る回数を少なくしてもよいわけですからね。
となると、7g程度重いことになります。
 
うーん、微妙です。
 
よく考えてみると、主翼のスパー補強で、5×10のヒノキ材を接着しています。
また、エンジンマウント回りの補強で3mmベニアを接着しています。
 
イメージ 2
(脚は2.5cm前方に取り付けるための穴を空けなおした)

この分の重量が増えたのかもしれませんね。
 
 
また、キットの翼紙を用いての塗装では、残り50gでの塗装は無理に思います。
やはり、軽量フイルムで工作するしかないでしょう。
 
 
現状で、残りの軽量化する案としては、
 
1)水平尾翼をバルサにして軽量化する。
2)胴体を肉抜きして軽量化する。
3)主翼を肉抜きして軽量化する。
4)その他パーツを軽量化交換する。
となります。
 
それぞれ検討してみましょう。
軽量化する目標重量は、20gとしました。
多少軽い場合は、その分、塗装を丁寧にしてみましょうかね。
 
1)水平尾翼をバルサにして軽量化する。
オオカミの水平尾翼はアスペクト比が5.0と細長いので、全部をバルサに置き換えるとなると、ハードバルサでの置き換え程度が、強度的に限界に思います。
これは、飛行に必要な重量、ではなく、接地等のトラブルに対応した充分な強度、で考えないといけません。
ということで、スタビライザー部分はベニアの材料そのままとし、エレベーターのみバルサに置き換える、という方針としました。
水平尾翼の重量を軽量化すると、問題となるのは重心位置の移動となりますが、幸いオオカミでは主翼を前後させて重心位置調整が可能です。
胴体の重心位置の前後移動については、余計な調整錘を乗せなくても可能なので、全備重量の変更無く工作が可能ですから、水平尾翼軽量化は、重量分布でにリスクは発生しませんね。
ちなみに、形状の変更は、今回はしないことにしましょう。
水平尾翼の形状変更は飛行性能に大きく影響しますからね。
そうそう、垂直尾翼もベニア製です。
これもハードバルサに置き換えれば軽量化は可能ですね。
今回はどうしよう?
 
2)胴体を肉抜きして軽量化する。
胴体は単純なスクラッパー形状になります。
接地等のトラブルでも損傷しにくいことを実現するには、そのままでも充分なのですが、今回は、多少工夫して肉抜きすることで、強度をそれほど落とさず肉抜きも可能なのでは?と考えています。
肉抜きのできる箇所は、主翼の取り付け部分の付近となるでしょうかね。
ホルソーで肉抜きしてみましょう。
 
3)主翼を肉抜きして軽量化する。
この手の練習機で、接地等のトラブルで壊れやすいのは、やはり主翼となります。
スーパープライのようなベニア翼でしたら問題ないのですがね。
となると、肉抜きする余地はなく、かえって補強したいくらいです。
私の友人が過去に実施した事例では、スパー、前縁を5×5ヒノキから8×8ヒノキに置き換える、なんてことで対応していることもありました。(なるほど、と感心しました)
今回は、主翼中央部に5×10ヒノキをつけて、応力が集中しやすい主翼中央を補強しました。
イメージ 3
(ちなみに、この主翼補強構造は、私が過去に作成した背面飛行練習機、ブルースター、で採用されていた構造です。ブルースターって、いろいろ考えられ、よくできた設計に思いましたね)
リブは肉抜きすると接地等の衝撃で割れやすくなります。
ですから肉抜きはしないほうが壊れにくく、修理も簡単になるでしょう。
どうやら、主翼の軽量化は難しそうですね。
 
4)その他パーツを軽量化交換する。
キット付属のゴムタイヤは、市販のスポンジタイヤに変更するだけで、かなり軽量化できます。
操縦装置も、キット付属の金属製から、実績のあるKMCOナイロンベルクランク、ナイロンホーンに交換すれば軽量化が可能ですね。
プッシュロッドはカーボン製に交換すれば、軽量化可能ですね。
操縦装置軽量化の注意は、実績のある信頼性の高い充分な強度の確保に努めてください。
ここで手抜きすると、悲惨な目にあいますからね。
 

 
エレベーターのバルサ化、胴体の肉抜き、その他、で、強度を落とさず20g程度軽くできるでしょうかね。
とりあえずやってみましょう。
 
とはいっても、練習機、あまり軽量化で目を三角にしてもしかたありませんがね。
 

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