1)離陸、高い高度での水平飛行、着陸 フライトパターンから、必要な機体性能を確認してみましょう
まず、青線が、墜落せずに飛行した場合の飛行経路になります。
赤線は、墜落に至る飛行経路になりますが・・・・・とても多いですね。
基準となる高度は5m程度がよいでしょう。
高すぎると風に煽られてワイヤーが弛みやすくなり、
低すぎると、いざというときに、操縦が追いつかず、接地、墜落に至ります。
基準となる高度は5m程度がよいでしょう。
高すぎると風に煽られてワイヤーが弛みやすくなり、
低すぎると、いざというときに、操縦が追いつかず、接地、墜落に至ります。
では、墜落に至る飛行パターンと、その原因について考えてみましょう。
当然、これで全て、とはいいませんが。
当然、これで全て、とはいいませんが。
1)エンジンがかからない
えーーー、この辺は、スキップしましょう。
えーーー、この辺は、スキップしましょう。
2)浮き上がらない
エンジン出力に見合った充分な大きさの機体であれば、とりあえず、浮くことはできますね。
エンジン出力に見合った充分な大きさの機体であれば、とりあえず、浮くことはできますね。
3)滑走中にひっくり返る等
脚の性能が問われますね。
脚の高さ、強度、重心位置と比べた脚の配置、がポイントになりますね。
この段階での操縦技量では、お辞儀をしやすい傾向がありますので、脚は重心位置に比べて、かなり前目がよいことになります。
脚の性能が問われますね。
脚の高さ、強度、重心位置と比べた脚の配置、がポイントになりますね。
この段階での操縦技量では、お辞儀をしやすい傾向がありますので、脚は重心位置に比べて、かなり前目がよいことになります。
4)UPの切りすぎで宙返り
浮き上がらないからと、あせって腕を振り上げると、このようになりやすいです。
機体の性能としては、穏やかに舵が利くこと、ということになります。
浮き上がらないからと、あせって腕を振り上げると、このようになりやすいです。
機体の性能としては、穏やかに舵が利くこと、ということになります。
5)上昇後、そのまま降下して墜落
穏やかに上昇のちに、本来なら水平飛行に入れないといけないのですが・・・・・
ある程度の下げ舵を切らないと、このようになります。
なにせ、Uコンはワイヤーで繋がって半球面に沿って飛行しますんで。
穏やかに上昇のちに、本来なら水平飛行に入れないといけないのですが・・・・・
ある程度の下げ舵を切らないと、このようになります。
なにせ、Uコンはワイヤーで繋がって半球面に沿って飛行しますんで。
6)水平飛行に入れるためのあて舵で急に降下
下げ舵が利きすぎる、機体が重すぎる、ときに発生しますね。
下げ舵が利きすぎる、機体が重すぎる、ときに発生しますね。
7)水平飛行が安定しない
これは、操縦技術が追いついていないのか?機体の安定が悪いのか・・・
できるだけ真っ直ぐ飛ぶには越したことはありませんが、
完全なニュートラルを求めてもしかたありません。
なんとか墜落せずに安定して飛行できるだけの安定性が確保できればよい、
というのが、求められる性能でしょうかね。
当然、舵は穏やかに利く程度となるでしょう。
これは、操縦技術が追いついていないのか?機体の安定が悪いのか・・・
できるだけ真っ直ぐ飛ぶには越したことはありませんが、
完全なニュートラルを求めてもしかたありません。
なんとか墜落せずに安定して飛行できるだけの安定性が確保できればよい、
というのが、求められる性能でしょうかね。
当然、舵は穏やかに利く程度となるでしょう。
8)エンジン停止後、石になる
翼面加重が大きすぎる、上げ舵が充分に利かない、重心位置が前過ぎる、なんてときに発生しますね。
翼面加重が大きすぎる、上げ舵が充分に利かない、重心位置が前過ぎる、なんてときに発生しますね。
9)一旦上昇して(降下させて機速をコントロールしない場合)減速して墜落に
これは、どちらかというと操縦技術、となります。
これを機体性能で回避するには、「もう一度エンジンを始動する」しかないでしょう。
(まれに、頭上げの癖が強くて・・・・なんてことがあります。この場合は重心位置が後ろ過ぎ、機体の狂い等が考えられるのですがね)
これは・・・・・Uコンではできませんね。
ちなみに、エンジン出力をコントロールできる場合でも、エンジン出力を上げると返って速度が減速し、墜落に至る、場合もあります。
最近、実機が墜落したのは、その現象に思えます。
これは、どちらかというと操縦技術、となります。
これを機体性能で回避するには、「もう一度エンジンを始動する」しかないでしょう。
(まれに、頭上げの癖が強くて・・・・なんてことがあります。この場合は重心位置が後ろ過ぎ、機体の狂い等が考えられるのですがね)
これは・・・・・Uコンではできませんね。
ちなみに、エンジン出力をコントロールできる場合でも、エンジン出力を上げると返って速度が減速し、墜落に至る、場合もあります。
最近、実機が墜落したのは、その現象に思えます。
滑空は、滑空準備の操作で、その後の運命は全て自動的に決まりますね。
10)滑空が乱れて・・・墜落
滑空中の安定性、ある程度の操縦性が大切になりますね。
滑空中の安定性、ある程度の操縦性が大切になりますね。
11)接地後、ひっくり返る
ここは、やはり、脚の性能が問われますね。
ここは、やはり、脚の性能が問われますね。
これらの性能を満たしている機体、となると、クラークYタイプの浮きのよい翼型が有利です。
浮きがよい翼型なので、その分、主翼を小さくできます。
主翼がちいさければ、その分軽く、丈夫に作れますからね。
その分、胴体は丈夫に重くできます。
浮きがよい翼型なので、その分、主翼を小さくできます。
主翼がちいさければ、その分軽く、丈夫に作れますからね。
その分、胴体は丈夫に重くできます。
舵の利きは穏やかな利きでよいのですが、UPも大切ですがDOWNもそこそこ利かないといけません。
また、ワイヤーテンションは、確実であることにはこしたことがありません。
安定性については、そこそこは必要、となります。
風が吹いた場合は、いろいろ悩みます。
Uコンは、円周上を飛行するため、風が吹き込むと飛行機にあたる風向きは常に変化しますし、風の速度も常に変化します。
追い風で浮きやすく、追い風で沈みやすい、という現象が発生しますが、この段階では、
しっかりと当て舵を打って飛ばす、練習はしておいたほうがいいでしょうね。
Uコンは、円周上を飛行するため、風が吹き込むと飛行機にあたる風向きは常に変化しますし、風の速度も常に変化します。
追い風で浮きやすく、追い風で沈みやすい、という現象が発生しますが、この段階では、
しっかりと当て舵を打って飛ばす、練習はしておいたほうがいいでしょうね。
えっ?対策したい?
まあ、それは、背面飛行習得時まで待ってください。
ということで、早くKMCOトレーナー機 O'kami 15 を飛ばしたいなあ。
そうそう、舵が利くとか利かない等の基準は、F2Bを消化できる機体性能を基準として、感覚的に表現しています。