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スーパーハリケーン4Bを作ろう その13(主翼パーツの工作と重量見積もり)

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1)主翼組み立てパーツの一覧
イメージ 1
主翼用のパーツを図面上に並べてみました。
パーツの段階で、必要な各種工作を実施しました。
軽量化の肉抜き並びにドープでの生地引き締め塗装(1回塗り)を実施しています。
この段階で、重量管理シートとにらめっこしながら、強度と重量の配分を考えてパーツに加工を施します。
パーツ段階での肉抜きは、工作時の強度不足に至らず、パーツ段階でしか加工できない範囲で実施しています。
 
2)翼端パーツの組み立て状況
イメージ 2
翼端パーツは、ここまで肉抜きして組み立てました。
フイルムを張る際に「プシャ」とつぶれない程度に肉抜きしています。
外翼の翼端パーツは、翼端錘の代わりにもなるので、ここまで軽量化しなくてもよいと思います。
 
3)リブの加工
イメージ 3
リブは、ジグパイプの穴を空け、肉抜きして軽量化しています。
翼端のリブほど、厚さを薄くしています。
前縁は、前縁材のかわりにバルサを巻くので前縁半径が正しく再現できるように丸くしてあります。
リブの加工の際に裏表、上下がわからなくならないように印、番号を振っています。
小さいリブは、半リブになります。
半リブは、組み立ててから精度を出す加工(ロングサンダーで削る)をします。
 
4)主翼中央補強パーツとベルクランク台
イメージ 4
主翼中央補強パーツのヒノキ棒は応力が集中しにくい形状に削ってあります。
ベルクランク台の穴は、キットのものです。
リンケージ設計が固まったら、穴を空けなおすかもしれません(笑)
 
5)主翼重量管理シート
イメージ 5
初期材料重量は、キットの加工なしのパーツの重量です。
特に意識して肉抜き加工しなくても、材料を整形しますから、500g程度で主翼は組み立てられると思います。
パーツ段階でコツコツと肉抜きすると、18.5%程度軽量化できるようです。
この重量は、あくまでもオラライトを張る前提ですから、絹張りドープ仕上げでは、異なる重量となります。
主翼を軽量化する簡単な方法は、内翼にできるだけ軽量なパーツを選択することです。
プランク材、リブ、翼端板の材料等で選択可能ですね。
そうすると、翼端錘の量を結果的に減らすことができるので、軽量化できる、というわけです(笑)
(近代スタント機の設計図では、記述されている場合がありますね)
主翼の軽量化は、飛行させてみると、特に、ローリング方向、ヨーイング方向の機体の揺れ方、揺れの収まり方で大きく違いが出てきます。
(重いと揺れると収まりが悪くなります)
ワイヤーテンションにも影響が大きく、飛ばしにくくなる印象がありますし、直接フライトパターンの採点にどこまで影響するかはわかりませんが、少なくとも印象には差が出てくると思います。
できるだけ、翼端を軽くするようにして、かつ、充分な強度を確保しなければいけません。
その辺のさじ加減は、何機も作成して飛行させてみないとなんともいえませんね。

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