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スーパーハリケーン4Bを作ろう その12(主翼の工作方針)

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写真は、以前に作成したハリケーン18で用いた主翼の型(発泡スチロール製)です。
世間では、「ロストフォームウイング工法」と呼ばれている作成方法で用いているものです。
今回は、D-BOX構造でオラライトのフイルム張りで作成しようと考えています。

特徴や注意点は、
 
・骨組みの組み立ては、パイプジグを用いる
リブの位置決めがしやすく、捩れず正確に主翼骨組みを組み立てられます。
 
・骨組み(特にプランク材)には、軽くクリアドープを塗る程度なので、バルサそのものの強度で組み立てることになる。
キットのバルサプランク材は、良質で軽量な1.5mmバルサ(Aカット)になっています。
Aカットですので曲面になじみやすく前縁からスパーにかけての曲面張りには向いているのですが、いかんせん、被覆材の引っ張りで凹みやすい強度になっています。
仮に、ドープ絹張りの場合は、生地完成からドープをプランク材に充分染み込ませて強度をUPさせて凹みにくいように調整できるのですが、オラライトを張る場合はドープでの強度UPの手段を用いることができません。
フイルムを張る際に気泡が入りやすく、美しく仕上がらない結果となるためです。
よって、半リブを入れて補強することにしました。
ちなみに。プランク材は、リブに張り付ける前にドープを塗って乾燥させます。
そうでないと、リブが浮き出してきてみっともない状態になります。
そうしないためには2mm以上の厚さのプランク材を用いることが必要になりますね(笑)
 
・プランクの組み立ては、ロストフォームウイング工法の良いところを利用する
今回は、リブ型からスチロール翼を切り出し、型として利用することにしました。
組み立て時のジグになりますし、プランク時にプランク材を固定する役割を持たします。
通常はマチ針等で行うのですが、型があると捩れず正確にプランクを行うことができるようになります。
確かに主翼をそのまま作ることができるスチロール翼を作成できる素材を作ることになるので、手間がかかりますが、慣れるとたいしたことではありません。
プランク材の接着時、リブから接着が浮いて主翼の精度が落ちたり、強度が落ちるリスクを排除することができます。
 
・接着剤はタイトボンドで
組み立ての接着剤は、水で1.5倍に薄めたタイトボンドで組み立てることにしました。
Iビーム翼と異なり、接着箇所が少ないので、そんなに重量増加しないでしょう(笑)
 
・前縁材は使用しない
1.5mmバルサで巻くことにしました。
軽量化のためです。
 
・スパーは、バルサとカーボンロービングの組み合わせで置き換える。
軽量化のためです。
 
・後縁材は3mmバルサとカーボンロービングの組み合わせで置き換える。
軽量化のためです。
 
・可変リードアウト
キットのものは非常に良く出来ています。
そのまま工作します。
初代ハリケーンキットでは、なかったものですね。
 
・可変ウエイトBOX
キットのものは非常に良く出来ています。
そのまま工作します。
初代ハリケーンキットでは、なかったものですね。
 
・ヒンジは棒ヒンジで実現
たしか、ハリケーン5Bは布ヒンジで工作されていたと思いました。
そこで、あらかじめKMCOグラマンで布ヒンジの工作を実施してみましたが、問題なく使用できることはわかりましたが・・・
やっぱり棒ヒンジの工作としました(笑)
ヒンジテープが必要のないヒンジラインを実現して工作します。
 
・フラップは、キットのままで
旧ハリケーンキットでは、フラップがテーパー状に削るようになっていますが、キットでは単板となっています。
この辺は、工作も簡単で、飛行特性も私好みなので、そのまま工作します。
軽量化のため組み立ても考えましたが、キット内のバルサも充分に上質で軽量です。
手間をかけても仕方ないので、そのまま工作することにしました。
 
・被覆はオラライト(白)とする。
オラカバでは重いのでオラライトを選択しました。
取り扱いに注意する(穴が開きやすい(笑))必要がありますが、問題ないでしょう。
オラライトの白は、
クリアホワイト、ホワイト、スケールホワイトと3種類がありますが、今回はホワイトを選択しました。
多少、下地が透けますが、問題ない程度です。
クリアホワイトは、Iビーム翼で骨組みをきれいに工作した機体にはとても良く似合います。
スケールホワイトは、上に色塗料を塗る場合に、発色がよくなるように工夫されていると思います。
 
・分解式としない。
通常、私の大型機は分解式にするのですが、キットを尊重して分解式としないことにしました。
・主翼の完成重量目標
とりあえず、重量の見積もりを行ってみると、417gとなりました。
(フイルム張り、カラーリング、トップコート、翼端錘40g込み)
主翼は、強度の許す限り、軽量化したいものです。
特に、内翼を軽量化すると、翼端錘の量も多少減らすことができるようになるので、軽量化に大きく貢献します。
また、前後重心位置への影響も少ないので、軽量化には大きく貢献しやすいですね。
 
と、いろいろ工作方針は固まってきているのですが、なかなか工作が進みませんね(笑)

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