スタントマシンのワイヤー調整管理シートをEXCELで作成してみました。
ワイヤー調整管理シートの目的は、最適なワイヤー長を求めるための目安になる各種情報を自動的に計算し、そこから、実際に用いるワイヤー長を求めることになります。
とはいうものの、必ず一度は飛行させて、周回秒数を計測しないといけない、というオチがつきますがね。
エンジンもランニングインが完了し、エンジン関係の最適な設定が見えてきた段階で、この管理シートで調整目安をつけると、短期間で最適なワイヤー長を求めることができる・・・ということになります。
シートの管理項目については、以下の通り
・各種、機体設定基本情報
機体名称~燃料、地上回転数 まで
・ワイヤー条件の入力項目(水色)
飛行半径を求める各種情報を入力します。
自動的に 周回秒数 計測情報 が計算されます。
・周回秒数 計測情報
飛行させて計測した周回秒数と表を見比べ、該当する周回秒数の飛行における
飛行速度(秒速)飛行時速、遠心力 が判明します。
スタントマシンのフライトでは、オレンジ色が該当していました。
・飛行速度
周回秒数 計測情報で合致した飛行速度の数字を入力します。
自動的に、調整 予想 周回秒数 が計算されます。
・調整 予想 周回秒数
ワイヤー長が変更したときに対応する周回秒数、遠心力 を確認します。
機体名称~燃料、地上回転数 まで
・ワイヤー条件の入力項目(水色)
飛行半径を求める各種情報を入力します。
自動的に 周回秒数 計測情報 が計算されます。
・周回秒数 計測情報
飛行させて計測した周回秒数と表を見比べ、該当する周回秒数の飛行における
飛行速度(秒速)飛行時速、遠心力 が判明します。
スタントマシンのフライトでは、オレンジ色が該当していました。
・飛行速度
周回秒数 計測情報で合致した飛行速度の数字を入力します。
自動的に、調整 予想 周回秒数 が計算されます。
・調整 予想 周回秒数
ワイヤー長が変更したときに対応する周回秒数、遠心力 を確認します。
今回の場合は、飛行半径18m(ワイヤー長16.7m)のときの周回秒数は4.44秒となり、遠心力は3.676となっていますね。
飛行させた感触から、ワイヤーテンションは問題ないが、もう少し周回秒数が遅いほうが飛ばしやすいのではないか?
と考えた場合、
と考えた場合、
青色帯の情報が有効なのでは?と予想できます。
この場合、ワイヤー長は17mで周回秒数は4.514、遠心力は3.615となります。
遠心力は、15クラスの機体では3.6を切るとワイヤーが弛みやすくなる傾向が出てくるので、これ以上ワイヤーを伸ばして周回秒数を遅くすることはできないのでは?
と判断することができますね。
と判断することができますね。
また、「調整 予想 周回秒数」の表では、あくまでも飛行速度が変化しない前提となっています。
ワイヤーを伸ばすことにより、多少、抵抗が増えて速度が遅くなるのでは?
ということになると、ワイヤー長は16.9mあたりが飛行させやすいワイヤー長になるのでは?
と予想することができますね。
ワイヤーを伸ばすことにより、多少、抵抗が増えて速度が遅くなるのでは?
ということになると、ワイヤー長は16.9mあたりが飛行させやすいワイヤー長になるのでは?
と予想することができますね。
ここまで判明すれば、次は16.9mのワイヤーに交換して飛行させてみようか?
ということになると思います。
ということになると思います。
調整の探りを入れる飛行回数が少ないほうが、より、練習に専念することに近づけますね。
まあ、こんなしち面倒くさい計算シート作るのが苦手な方は、
ワイヤー30cm~40cm長くしたり短くすると、約0.1秒、周回秒数が変化し、
ワイヤーテンションの度合いが確実になったり、弱くなったり、するよ、
と受け止めていただいて、調整の有効な一つの手段だ、
と考えてもらえれば充分なんですがね。
ちなみに、周回秒数の0.1秒の差って、体感からすると、ものすごい変化に感じますよ。
不思議ですね。
もっとも、ちょっとニードルをいじるだけで体験できてしまうところもすごいかもしれませんが。