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DQ MASTERでD級検定 その38 ワイヤー長 予備検討

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DQ MASTERのワイヤー長について、予備的に検討してみることにした。
現状では、エンジンがランニングインの状態でもあり、最終的なエンジンの調子がわからないところでもあるが、今後、それほど飛行速度は変わらないだろう、という前提で、ワイヤー長について予備的に検討してみることにした。
 
表 ワイヤー長 19.6m が、テストしたワイヤー長の飛行となる。
残念ながら、正確な周回秒数は計測していないが、4.8秒~5秒程度と仮定して
4.8秒:赤 4.9秒:青 5.0秒:黄色
としている。
 
一方、ワイヤー長 20.0mがその下、ワイヤー長19.2mがさらにその下の表となる。
ワイヤーの長さを変更しても、それほど飛行速度が変わらない、ものとして、
赤:青:黄色
のラインを引いてある。
 
さて、飛行速度、時速、遠心力、ワイヤーテンションは計算で数値を求めている。
 
注目すべき数字は、周回秒数、遠心力(G)とワイヤーテンションとなる。
 
周回秒数は、数字が大きいほど、体感速度が遅くなる。
ワイヤーテンションは5000を超えると飛ばすのが辛くなってくる。
遠心力(G)は、経験で3.6前後、なのだが、軽量であるほど小さく、重いほど大きな値が適することが判明している。
(もう少し厳密にいうと、馬力加重との関係になると思うが、まだ、データ不足になっている)
 
DQ MASTERは、大型60クラスエンジンでありながら、機体重量は1426gと軽量なので、遠心力(G)は3.6よりも小さくても充分に飛行に支障はないことはわかった。
 
これらの制約から考察すると・・・
 
現状では、もう少しワイヤー周回秒数を長くして、体感速度をゆっくりとしたい、かつ、ワイヤーテンションも多少下げたい、と考えている。
そうなると、ワイヤー長20.0mの表が該当するが、ここで注意しないといけないのが、遠心力(G)となる。
遠心力(G)は、3.31~3.59となり、3.6を下回っている。
こうなると、実際の演技での検証を行い、ワイヤーテンションの確実性について検証する必要があるだろう。
ワイヤーテンションは、5117g~4723gと、多少ヒキが弱くなる。
これは、腕の疲労が少なくなり、飛ばしやすくなるだろう。
一般的には、ワイヤーテンションは5Kgを超えると腕が振り回されたり、疲れたりする。
 

逆に、もう少しワイヤーを短くした場合は、どうであろうか?
表では、ワイヤー長19.2mの表となる。
周回秒数は0.1秒程度短くなる。体感速度は上がることになる。
これを、忙しくなる、とみるか、小気味よくキビキビと飛ぶのかは、好みによるだろう。
遠心力(G)は、3.75~3.45と、約3.6となり、充分な値を示す。
一方、ワイヤーテンションは4925g~5353gと5Kg以上になってくる。
こうなってくると、飛ばすのが辛くなり、飛行機に腕が振り回されてくる傾向が出てくる。
 
 
大型機になるほど(馬力加重が大きいほど)、外乱に強くなってくるので、ワイヤーを長めにしてゆったりした飛行調整が可能となり、小型機になるほど(馬力加重が小さいほど)、外乱に弱くなってくるので、ワイヤーを短めにしてキビキビと飛ぶ調整が好みになってくる傾向はあるように思う。
 
今後のフライトで、ランニングインを終えてから、エンジンが生き生きと回る好みの回転特性の回転粋を見つけてから、厳密に周回秒数を計測し、最適なワイヤー長を求めてゆきたいと考えている。

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