とりあえず、現状のリンケージパーツで最善と思われるリンケージアライメントを求めてみた。
ベルクランクを内翼側に移動し、フラップホーンの前倒れ傾きを小さくし、それに伴ってエレベーターホーンの前倒れ傾きも最小にしたものです。
ベルクランクを内翼側に移動し、フラップホーンの前倒れ傾きを小さくし、それに伴ってエレベーターホーンの前倒れ傾きも最小にしたものです。
結果、
・フラップホーンの傾きは前方に3度傾ける。
・エレベーターホーンの傾きは前方に0.75度傾ける。
・ベルクランクの位置は、フラップホーンの位置から25mm内翼側に移動させ、中立時にベルクランクからロッドが直角になる位置に配置する。
稼動角は、以下のとおりとなりました。
・ベルクランク UP62度:DOWN62度
・フラップ UP45度:DOWN45度
・エレベーター UP47度:DOWN47度
・フラップ UP45度:DOWN45度
・エレベーター UP47度:DOWN47度
ベルクランク稼動角は設計よりも2度ほど稼動角が増えていますが、フラップ、エレベーター共に設計どおりの稼動角を得ることができました。
1)リンケージ設計全体図
2)ベルクランク付近上面図
3)フラップホーン付近側面図
4)エレベーターホーン付近側面図
やっぱり、寸法で精度を出して工作すれば、ロッドの長さ調整だけで、問題なく稼動角が得られるリンケージパーツであるほうが、これらのリスクを回避することができます。
そう考えると、近代スタント機のフラップホーンの首が傾いたフラップホーンや、調整式のエレベーターホーンは、良く出来ているな、と思うわけです。
ただし、重いですけどね(笑)
たぶん、このリンケージアライメントが、スーパーハリケーンの求めているリンケージ設計ではないのか?
と考えることができます。
ただし、いくつか注意、問題点があります。
と考えることができます。
ただし、いくつか注意、問題点があります。
1)ベルクランク台の端にピボットを配置することによる強度不足のカバーが必要
ベニアのベルクランク台の内翼側ぎりぎりにピボットの穴を空けないといけないので、強度が不安になります。
例えば、カーボンプレートやアルミ板、ベニア板等で補強するとか、ベルクランク台を内翼側に延長する等で強度的にカバーする必要があるでしょうね。
ベニアのベルクランク台の内翼側ぎりぎりにピボットの穴を空けないといけないので、強度が不安になります。
例えば、カーボンプレートやアルミ板、ベニア板等で補強するとか、ベルクランク台を内翼側に延長する等で強度的にカバーする必要があるでしょうね。
2)ベルクランクが最大稼動角のとき、ボールリンクへの負担が大きい
上面図でわかると思いますが、ベルクランクが最大稼動角のとき、フラップホーンとロッドの角度が最大になり、突っ張ったり、リンクが抜ける向きの力が大きくなることが考えられます。
ボールリンクとロッドの角度も片側に最大の角度で傾くことになるので、注意が必要です。
仮に、もう少し外翼側にベルクランクが配置できれば、ロッドの角度が左右に振れるので、ボールリンクの負担は少なくなりますね。
上面図でわかると思いますが、ベルクランクが最大稼動角のとき、フラップホーンとロッドの角度が最大になり、突っ張ったり、リンクが抜ける向きの力が大きくなることが考えられます。
ボールリンクとロッドの角度も片側に最大の角度で傾くことになるので、注意が必要です。
仮に、もう少し外翼側にベルクランクが配置できれば、ロッドの角度が左右に振れるので、ボールリンクの負担は少なくなりますね。
3)精度を出した工作に難しい面がある。
ベルクランクの配置の精度は比較的精度高く工作できますね。(寸法は測りやすい)
フラップホーンの傾き調整は、必須の調整手段であり、フラップの稼動角をゲージで確認しながら
中立位置でロッドの長さを決定に、UP、DOWNの舵を切って稼動角を確認する手順は、容易に実施することができます。
このとき、UP、DOWNの稼動角に差が出る場合は、稼動角の少ないほうにホーンの傾け(捻る)
中立位置のロッドの長さを改め、再度、UP、DOWNの舵を切って稼動角を確認する
を繰り返すことで、中立位置、最大稼動角の精度をきちんと出すことができます。
同様に、エレベーターホーンの傾きも調整すればいいのでしょうが・・・
できれば、エレベーターホーンの傾き調整せずに、そのまま工作できれば簡単なのですがね。
ホーンの傾き調整時に、実際に捻る力を加えるわけですが、やはり、リスクがあります。
左右のフラップ(エレベーター)の角度をそろえるのが大変、とか、リンケージパーツが壊れるとか、ホーンがバルサを潰してガタガタになるとか、etcetc
ベルクランクの配置の精度は比較的精度高く工作できますね。(寸法は測りやすい)
フラップホーンの傾き調整は、必須の調整手段であり、フラップの稼動角をゲージで確認しながら
中立位置でロッドの長さを決定に、UP、DOWNの舵を切って稼動角を確認する手順は、容易に実施することができます。
このとき、UP、DOWNの稼動角に差が出る場合は、稼動角の少ないほうにホーンの傾け(捻る)
中立位置のロッドの長さを改め、再度、UP、DOWNの舵を切って稼動角を確認する
を繰り返すことで、中立位置、最大稼動角の精度をきちんと出すことができます。
同様に、エレベーターホーンの傾きも調整すればいいのでしょうが・・・
できれば、エレベーターホーンの傾き調整せずに、そのまま工作できれば簡単なのですがね。
ホーンの傾き調整時に、実際に捻る力を加えるわけですが、やはり、リスクがあります。
左右のフラップ(エレベーター)の角度をそろえるのが大変、とか、リンケージパーツが壊れるとか、ホーンがバルサを潰してガタガタになるとか、etcetc
(奥がSH4Bリンケージパーツ、手前が近代スタント機のリンケージパーツ)
やっぱり、寸法で精度を出して工作すれば、ロッドの長さ調整だけで、問題なく稼動角が得られるリンケージパーツであるほうが、これらのリスクを回避することができます。
そう考えると、近代スタント機のフラップホーンの首が傾いたフラップホーンや、調整式のエレベーターホーンは、良く出来ているな、と思うわけです。
ただし、重いですけどね(笑)