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ENYA45Sを使いこなそう その1 ENYA45Sを入手

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すでに、マフラー取り付けビスの穴加工は完了、ニードルは外してある状態のENYA45S
 
 
先日、友人から懐かしいエンジン ENYA45S を入手することができた。
新品の状態で、保管状態も申し分なく、このまま慣らし運転をして、ENYA45Sを搭載した機体も飛行させることが夢でなく、現実にできることに、とても喜んだ。
 
私にとって、ENYA45Sは、本格的な45クラスの機体を作成するときに使用したエンジンだった。
貧乏学生の私には、他のENYA45BBやENYA45Ⅱ等は高くて買えなかっただけなのだが、Uコンスタント機向けエンジンの取り扱いを勉強するにはとても良い教材だったと考えている。
 
最初に購入したENYA45Sは、結局、扱い方を充分に理解できていないため、オーバーヒートしやすいエンジンになってしまい、満足な飛行もできずにスカタンとなってしまった。
2台目は、ENYA45Sに精通している先輩とめぐり合うことができ、いろいろ教えてもらい、慎重に扱うことで、本来のENYA45Sの性能を、なんとか引き出すことができたのは幸いだった。
私のエンジン慣らし運転のノウハウは、そのころに蓄積することができた。
 
今でこそ、一部のエンジンではあるが、機体に搭載して数タンク慣らし運転すれば、それで慣らし運転が完了する、なんてことは当たり前になってきているが、当時のエンジンは、そのレベルには至っていない。
 
慣らし運転の途中でも注意深く、慎重に慣らし運転を行わなければエンジン本来の性能は発揮できないのはあたりまえの時代だった。
 
 
今回は、当時のENYA45Sの標準仕様であった、OSジェットストリームサイレンサーを搭載したエンジンとして慣らし運転を完了するまでを目標にエンジンを仕上げて行きたいと考えている。
 
 
慣らし運転ノウハウで、特に先輩に言われたことは、
「慣らし運転が終わったエンジンは絶対に分解をしてはいけない」
という言葉がある。
これは、特にENYA45Sを仕上げる工程で理解することができた。
 
 
Uコンスタント機向けのエンジンは、性能として、特に軽量なエンジンであることが求められている。
このことは、逆に、華奢な強度のクランクケースであることをあらわしている。
特に、ENYA45S、OS MAX S35は、(FOX35等も含め)これでもか、というくらい軽量なクランクケース、薄いスリープを採用している。
それだけに、クランクケースの歪みは、即、エンジン不調にいたる要因となってしまう。
それを回避しながら、慎重に慣らし運転を実施すれば、本当に調子の良いスタント機向けの回転特性を持ったエンジンを入手することができる。
 
 
今回は、慣らし運転完了までの工程を紹介して、皆さんのエンジンの取り扱いについて参考になるような情報を発信したいと考えていいる。
但し、古い形式のエンジンなので、現在では必要ないことも実施するので、その辺は分別して理解してもらいたい。

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