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エンジンをなんとかしよう その11 Starker81のその後

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テストベンチから下ろして、次のランニングインを待つStarker81です。
プロペラは、本番で使用しようと考えているRainbow14.2×7.5を取り付けています。
14インチプロペラ、とてつもなく大きいですよ。
 
テストベンチでの慣らし運転が終わったのですが、回転の渋さが充分に取れていない。
ということで、結局、分解しラッピングして仕上げることにしました。
ラッピングの方法は、D級検定に向けて必須の技術ではないと思いますので詳細は省きますが、なんとか、納得のできる状態までにはなったようです。
 
初心者の方々、これからD級検定に向けて練習される方々は、評判のよい定評のあるエンジンを選択して、私のような苦労をせずに、飛行練習に重きをおいた手順で使用できるエンジンを選択することをオススメします。
 
飛行技術が確立するまでには、なにより飛行訓練が大切な時期になります。
飛行性能や美しさを追及するのではなく、良く回るエンジンと、手についてくる良い機体で何度も練習するほうが上達は早いですね。
 
とはいっても、上達をあせる必要はありません。
練習機を一機作成して専念して飛行練習しつつ、将来に向けた箱胴のスタント機を作成するのも良いことだと思います。
うまく飛ばせるようになったはずなのに、綺麗な機体が一機もない、これもまたさびしいものです。
学生の身分のときは、おこずかいも限られ、勉学等で時間が割かれ、また、同期の人間がどんどん上達していく姿を見るとあせるものです。
よって、練習に専念する機体は大切だけど、それ以外の機体は邪魔になる、との考え方に傾く傾向が強いと思います。
しかし、大人になってからは、Uコンの楽しみ方は様々でよいと思います。
飛行技術の習得に数年かかっても誰も困りませんし、マイペースで楽しむほうが長続きしますからね。
 
 
良く回るエンジンは練習に必須です。
よって、良く回る環境を支えている技術である、燃料タンクetcノウハウや慣らし運転の勘所はどしどしノウハウを紹介させていただいております。
一方、機体は、工作の勘所(正確に作成する、忠実に設計者の意図を汲み取って作成する)、調整ノウハウについてご紹介させていただいております。
これらが、少しでも役に立ってもらえれば、と願ってやまないところです。
 
昔は、「Uコン技術」という雑誌があり、これらのノウハウは紹介されていたのですが、現在は絶版となっています。
やはり、語り継いで何とかするしかないのでしょうね。
 
 
Starker81は、ベテランの方々が使用するエンジンです。
やはり、ベテランの用いるエンジンはなかなか難しいなあ、と思った方々も、将来、懲りずに挑戦してみてもらえればありがたいですね。
 
ここでは、やはり昔の名スタント機向けエンジン、ENYA45Sを使いこなす技を磨いた経験が役に立ちました。
当時のENYA45Sでは、テストベンチで当たり前にブレークインしただけのエンジンでは、本来の性能がなかなか出ていない体験をしていました。
結局、1台は使用に耐える性能は発揮できず、潰してしまいました。
2台目で慎重に扱うことで、モノにできたことを覚えています。
ENYA45Sの本来の性能をきちんと引き出すことができたので、12×5Wのプロペラを余裕をもって回し、1700gのスタント機を楽々と上昇させ、減速も加速もしにくい飛ばしやすい飛行機が実現することができました。
やはり、名エンジンに思います。ENYA45Sはね。
ENYA45Sの本来の性能を引き出すことができた原動力は、本人の情熱と貧乏学生(高いベアリング入りのエンジンを変えない(笑))
という前提はありましたが、いろいろ知恵を絞り、文献等を読んで、また先輩の教えが大きく一歩を前進できる力になったことを覚えています。

先輩の教えは、自分でいろいろやってみて苦労してから、なお、あきらめずに行動していると、ようやく教えてくれるものです。
エンジンは経験で積み上げてきたノウハウがたくさんあります。
先輩は、自分と同じ体験にたどり着かないと、教えても無駄になることを良く知っているのでしょうね。
なかなか厳しいものです。

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