重量分布シートと、実際に完成した機体の重心位置を計測し、重心位置、重量に差異がないことが確認できたので、とりあえず重量分布シートも問題ないことが確認できました。
そこで、マフラー、スピンナーを交換して重心位置調整の目処をつけるために、各種計算を行ってみました。
そこで、マフラー、スピンナーを交換して重心位置調整の目処をつけるために、各種計算を行ってみました。
表の項目を説明しますと
マフラー種別 重量の異なる3種類のマフラーが装備できます。各マフラーの重量も明記しました。
スピンナー種別 重量の異なる4種類の52mmスピンナーを用意しました。
スピンナー スピンナーの重量です。
重心位置 尾翼調整錘を搭載しない場合の重心位置になります。
重心移動量 設計重心位置17%から、どの程度重心位置が移動しているのかを示しています。
全備重量 尾翼調整錘を搭載しない場合の全備重量を示しています。
尾翼調整錘 設計重心位置17%に調整するために必要な、尾翼に搭載する錘の重量を示します。
調整後全備重量 尾翼調整錘を搭載して設計重心位置17%にした場合の全備重量を示します。
重心錘 尾翼調整錘を搭載して設計重心位置17%にした場合に全備重量1500gにするために必要な重心錘の搭載量を示しています。
スピンナー種別 重量の異なる4種類の52mmスピンナーを用意しました。
スピンナー スピンナーの重量です。
重心位置 尾翼調整錘を搭載しない場合の重心位置になります。
重心移動量 設計重心位置17%から、どの程度重心位置が移動しているのかを示しています。
全備重量 尾翼調整錘を搭載しない場合の全備重量を示しています。
尾翼調整錘 設計重心位置17%に調整するために必要な、尾翼に搭載する錘の重量を示します。
調整後全備重量 尾翼調整錘を搭載して設計重心位置17%にした場合の全備重量を示します。
重心錘 尾翼調整錘を搭載して設計重心位置17%にした場合に全備重量1500gにするために必要な重心錘の搭載量を示しています。
ピンクのラインが実用的な組み合わせになると考えています。
最軽量なタング(コンパクト)マフラー8gと最軽量なカーボンスピンナーの組み合わせが、もっとも重心位置が設計重心位置に近くなり有利なのですが、タング(コンパクト)マフラーの消音効果が低いリスクがあるので、選択から外れる可能性があります。
充分な消音効果が確認でき、マフラープレッシャーの効果が充分にあれば、是非採用したいところですね。
充分な消音効果が確認でき、マフラープレッシャーの効果が充分にあれば、是非採用したいところですね。
私の過去の経験では、SH4Bの全備重量が重い場合は、重心位置を多少後方にしたほうが良い飛びになり、全備重量が軽いほど重心位置を前にしたほうが良い飛びになったように思います。
これは、水平飛行のニュートラルだけの観点での結果ではなく、F2Bを実施するにあたり、という条件になります。
現状では設計重量よりも重いSH4Bでの経験しかありませんが、重量の重いSH4Bを無理に設計重心位置よりも前に重心位置に持ってくると、コーナーターンの引き起こしでの沈み込みが激しくなりはじめ、飛ばしにくくなる感触となりました。
結局、ここに重点を置いて、重心位置を多少さげる調整で満足した経緯がありましたね。
結局、ここに重点を置いて、重心位置を多少さげる調整で満足した経緯がありましたね。
もっとも、この経験は水平尾翼の小さい初代ハリケーンキットで、重量も1700g台の機体でしたから、今回のキットと緒元が多少異なっているので、なんともいえませんがね。
今回は、設計重量よりも軽量化して作成できましたから、コーナーターン引き起こしでの沈み込みを基準に重心位置を決定するのではなく、純粋にニュートラルと安定性に重点を置いてベストな重心位置を求めることができるのでは?と期待しています。