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こだわり ぐーーーーっず ベルクランクいろいろ

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こだわり ぐーーーーっずで、各種ぐーーーーっずをご紹介させていただきましたが、
肝心なものを忘れていました。
もっともUコンらしいパーツといえば、やっぱり、ベルクランクになるでしょう。
(すっかり忘れていました(笑)、なぜなら、現在は良質なベルクランクが容易に入手できるからですね。ありがたいです。)
 
小型機であれば、キット付属のベルクランクでも充分ですし、フライト回数も100回程度でしょうから、よっぽどの工作でなければ問題なく使用することもできるでしょう。
また、外装式なので、目で見て点検も可能なわけで、痛んだら交換でよいのでしょうが・・・
内装式の大型機では、そうは行きません。
目で見て点検なんて無理、壊れるときは前兆なくいきなり壊れて、結果、操縦不能になって墜落!!
なんてことが充分に考えられますね。
(ということで、飛行前に引っ張りテストを実施しましょう)
手間暇かけて作成し、調子が良くなってきたらいきなりリンケージ故障で墜落!!
なんて、泣くに泣けませんからね。
 
ベルクランクは、機体の重量×遠心力の力が常にかかりますし、回転運動しますから、磨耗も発生します。
また、Uコンの安全の要は、やはり、ベルクランクから、ということで、大変気を使うパーツであるといえますね。
 
現在では、各種Uコンパーツ取り扱いのネットショップでも、良質なベルクランクが容易に入手できるようになりましたね。
ありがたいことです。
SH4Bの初代キットが発売された当時は、大型機用のベルクランクといえば、真鍮製の金属板のベルクランクしかありませんでした。
(初代キットのベルクランクは真鍮製でした)
結局、自作するか、国産樹脂製のベルクランクを使用するか、結構悩んだものです。
当時、安心して使用できる国産ベルクランクとしては、MK製3インチベルクランク(樹脂製)でしょうかね。
 
その後、トップフライトのナイロンベルクランク(現在のBrodak 3 inch Bellcrank)が流通することで、軽量、堅牢、耐磨耗性の高いベルクランクを容易に入手できる環境となりましたね。
 
さらにその後、国産でもKMCOのナイロンベルクランクの生産、クラフトラインから軽量な硬質アルミ製やベークライト製のベルクランクが発売される等、小型機から大型機まで安心して使用できるベルクランクが普及してきたわけです。
 
海外製としては、BLODAK製の2inch、3inch、4inchのベルクランク、SIG製の3inch、4inchのベルクランクが有名なところでしょうかね。
 
イメージ 1
とりあえず、手持ちのベルクランクを各種
 
写真は、左から
1)イシプラ製樹脂ベルクランク (国産)
20クラス程度までなら充分に使用可能と思いますが、現在では、より良質なベルクランクが入手できますので、コンバット機等で使用するようにしています。
現在は生産されていません。ある意味、貴重品?です。
 
2)KMCO製ナイロンベルクランク (国産)
2インチ(小型機用)、3インチ(大型機用、写真のもの)があります。
海外製のベルクランクに負けない(それ以上?)充分な強度、耐久性、耐磨耗性があり、軽量です。
うれしいところですね。
KMCO製キットでは、昔ながらの薄い金属製のベルクランクが付属している場合がありますが、19クラスまでなら、そのまま、充分に使用できます。
また、外装なので、点検をして交換も容易に可能ですからね。
さすがに35クラスのキットでは、評判のよいナイロンベルクランクに交換して工作しますが。

3)BLODAK ベルクランク 2inch、3inch、4inch (海外製)
2インチ(小型機用)、3インチ(25クラス~46クラス)、4インチ(45クラス~90クラス)が揃っています。
どのサイズも充分な強度、耐久性、耐磨耗性があり、軽量です。
4インチベルクランクは大型機でも比較的軽量な機体であれば充分に使用可能です。
 
4)BLODAK ヘビーディティベルクランク軸付き
ちょっと重めな大型機の場合は、こちらのベルクランクがオススメです。
サイズは4インチになります。
 
5)SIG 4インチベルクランク
ヘビーディティベルクランク並の強度がある、SIG社製のベルクランクです。
大型機は旋回時のプロペラのジャイロ効果での首振り現象が顕著に出始めるので、ベルクランクを逆さまにつけることが多いのですが、このベルクランクは最初からその想定がされた形状になっていますね。
 
6)その他ベルクランク
写真では紹介できませんが、硬質アルミ製ベルクランク、ベークライト製ベルクランクも販売されています。
SH4Bキットのベルクランクも、硬質アルミの軽量な4インチベルクランクでしたね。
メーカーで充分に強度、耐久性テストが実施されているので、工作に間違いなければ安心して使用できますね。
 
イメージ 2

いずれのベルクランクを使用する場合でも、リードアウトワイヤーとの接合部分は、工作に注意を要します。
リードアウトワイヤーはベルクランクに直接通す加工ですと、回転の磨耗で、リードアウトワイヤーの素線(細い1本毎の鋼線)が1本ずつ切れてきます。
1本切れると、残りは次々と切れ始めますので要注意です。
また、リードアウトワイヤーは円筒形でなく表面が滑らかでないので、ベルクランク自体も磨耗してちぎれる可能性がありますね。
 
それを防止すること、またベルクランク側の磨り減りを防止するためにも、金属ブッシュを用いるようにします。
金属ブッシュはリードアウトワイヤー側にハンダ付け、または接着をするようにします。
こうすることで、磨耗を防止し、耐久性が飛躍的に高まりますね。
私は、リードアウトワイヤーや操縦用ワイヤーに付属しているカシメ用の3mm銅パイプを好んで使用しています。
ワイヤーを銅パイプでカシメて工作するのは強度に不安があるために使用しないため、余ってしまいます。
これを活用するわけですね。
 
 
以下に、私の先輩の経験から、ベルクランクにまつわる各種トラブル(特に耐久性)について、少しご紹介しましょう。
この経験があるからこそ、現在の良質なベルクランクを選択する土台ができてきたのだと思います。
なんてったって、長期間にわたってテストすることは、誰もができることではありませんからね。
 
 
失敗談1)
先輩も日本選手権に向けて盛んにフライト、約300フライトを消化して日本選手権に参加しました。
日本選手権も無事終わり、久しぶりのフライトです。
そこで引っ張りテストを実施したとき・・・・
なんとリードアウトワイヤーがズルズルと抜けてきたのです。
いや、大会会場で、そのようにならなくて良かった、とホッとしたのですが・・・
原因は、ベルクランクが真っ二つに割れていました。
たしか、国産の樹脂製ポ○ー製ベルクランクだったと思います。
現在発売されている各種大型機向けベルクランクであれば、正しく工作しておけば、このようなことはありませんね。
 
失敗談2)
先輩のノーブラ、快調に飛行していました。
やはり300フライト目でベルクランクの調子が悪くなって墜落!!
で、原因を調べてみると・・・・
ベルクランクが傾いてしまい、変な位置から動かなくなっていました。
ノーブラの元設計のベルクランク台は3mmベニア製で片持ちとなっています。
長年の遠心力の引っ張りでベルクランク台のネジ部分が傷んでネジが倒れこんでしまったのです。
このことから、片持ちであれば、最低でも8mm以上の厚さにするか、両持ちにする必要性を痛感しましたね。
どうやら300フライト辺りはリンケージトラブルに注意する飛行回数なのかもしれません(笑)

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