Starker81エンジンの慣らし運転を開始しました。
慣らし運転環境は以下の通り
エンジン:Stalker81RE
プラグ:OS No7(A5)
ニードル:ENYA Special needle valve S5020 に変更
キャブレター:交換式 7.6mmΦ
マフラー:純正後方排気用
プロペラ:POWERS AP11×5.5W
燃料:THC F2B-7
テストベンチ:Engine Test Stand Large MNT Internationalで購入し、精度出ししたもの
プラグ:OS No7(A5)
ニードル:ENYA Special needle valve S5020 に変更
キャブレター:交換式 7.6mmΦ
マフラー:純正後方排気用
プロペラ:POWERS AP11×5.5W
燃料:THC F2B-7
テストベンチ:Engine Test Stand Large MNT Internationalで購入し、精度出ししたもの
Starker81は、FAI-F2Bの競技規定変更で、90クラスまで使用可能になったことに合わせて、大型機開発に向けて用意したエンジンです。
実際の飛行では、14インチもの大きなプロペラを使用します。
しかし、慣らし運転ではエンジン内部のすり合わせができていないので、摩擦抵抗も大きく発熱しやすいので、その分、負荷を減らしたプロペラを用います。
しかし、慣らし運転ではエンジン内部のすり合わせができていないので、摩擦抵抗も大きく発熱しやすいので、その分、負荷を減らしたプロペラを用います。
カタログでは12インチを推奨していますが、もう少し負荷の軽いPOWERS AP11×5.5Wを用いてみました。
燃料は、飛行に使用する予定の燃料THC F2B-7を用いました。
プラグは、とりあえず、お試しとしてOS No7(A5)を用いてみました。
ほぼ、ENYA NO3と同等程度の熱価らしいので、問題ないでしょう。
Starker81は、典型的なUコンスタント専用エンジンです。
ピストンはラップピストンで、PCのはめあわせはとても硬く、プロペラをつけて無理にまわさないと回らないくらい硬い出来になっています。
ピストンの材質も鉄のようで、成長するタイプに思われます。
スリーブは真鍮にメッキをしているように思いますが、とても表面精度が高く、硬く、精度の高い出来に思えます。
ピストンはラップピストンで、PCのはめあわせはとても硬く、プロペラをつけて無理にまわさないと回らないくらい硬い出来になっています。
ピストンの材質も鉄のようで、成長するタイプに思われます。
スリーブは真鍮にメッキをしているように思いますが、とても表面精度が高く、硬く、精度の高い出来に思えます。
まあ、慣らし運転を慎重に、充分に行う必要があることは確かでしょう。
PCセットのあたりが取れるまでには、エンジン始動も苦労しそうですね。
きちんと慣らし運転を行えば、生涯、長く使用できるエンジンとなりそうです。
きちんと慣らし運転を行えば、生涯、長く使用できるエンジンとなりそうです。
慣らし運転の注意としては、あせらずにじっくりと低負荷、高回転でまわしてやらないと、コンロッドは先にヘタってしまい、使い物にならなくなる可能性があります。
注意が必要ですね。
注意が必要ですね。
シャフトはベアリング入りですので、シャフトのすり合わせはすぐに済むでしょう。
ここで、シャフトがプレーンベアリングの固いタイプの場合は、更に注意が必要でしょうね。
エンジン始動には、セーフティースティックを用いました。
指では耐えることはできませんし、危険ですからね。
指では耐えることはできませんし、危険ですからね。
ニードルは、開き気味にして、逆転クランク数回で、なんとか始動しました。
ん?・・・・・・、なんと逆回転で連続回転しています。
キャブレターを指で閉じて停止。
ん?・・・・・・、なんと逆回転で連続回転しています。
キャブレターを指で閉じて停止。
多少は、プロペラシャフトも回りやすくなったようですが、まだまだ固いです。
今度は正転クランクで無事始動、とりあえず、ポケットブースターを繋いだまま、5分ほど、濃い混合気で低速回転を行います。
このとき、排気口にウエスをあてて排気の色を確認します。
最初の1分ほどは、黒い色が出ていましたが、次第にあめ色になってきます。
このとき、黒い排気の元は、削られた金属の粉になります。
PCセットやコンロッド、その他が削られていることが理解できます。
PCセットやコンロッド、その他が削られていることが理解できます。
とりあえず、1分ほどの運転であめ色に変化したので、ほっとしました。
ここで、黒い排気が継続して出る場合は、必要以上に削れている(歪んで削っている)可能性があるので注意が必要ですよね。
ここで、黒い排気が継続して出る場合は、必要以上に削れている(歪んで削っている)可能性があるので注意が必要ですよね。
もし、そうなったら、プロペラの見直し(より負荷の軽いペラに変更する)、分解してのアタリの見直し(特にコンロッドのアタリを観察)する等の必要性が出てきますね。
(分解は初心者の方にはオススメできません)
(分解は初心者の方にはオススメできません)
とりあえず、排気もあめ色になり、エンジン回転も滑らかになってきたので、多少ニードルを絞り、ポケットブースターをはずし、連続回転の様子を見ます。
いわゆる4サイクル運転でも、低回転の状態で10分ほど回転させます。
PCセットのあたりが固いので、あくまでも慎重に行う必要がありますね。
いわゆる4サイクル運転でも、低回転の状態で10分ほど回転させます。
PCセットのあたりが固いので、あくまでも慎重に行う必要がありますね。
排気があめ色の状態が継続しているので、さらにニードルを絞り、4サイクル運転と2サイクル運転の境目のニードルを探り、さらに4サイクル運転側のニードル位置で5分ほど運転、排気の色を観察します。
また、クランクケースの裏側に指をあてて、熱くなっていないことを確認します。
また、クランクケースの裏側に指をあてて、熱くなっていないことを確認します。
問題ないようですね。
次に、2サイクル-4サイクル運転の繰り返しを実施し、ニードルの追従性を見ながら、アタリ具合を確認します。
さすがにPCセットが堅いだけあって、なかなか次工程に進めることができません。
結局、2サイクル-4サイクル運転の繰り返しで40分程度運転しましたが、まだ、アタリが取れないようです。
ということで、本日は終了しました。