スラストラインの修正も無事終了したので、定板のジグを構築し、主翼を取り付けました。
今回は、インシデンスメーターで水平を計測して定板を設置、その上で工作するようにしました。
本来、SH4Bは、側板の上のラインは直線であり、機体の基準線となっているので、平らな定板に裏返しておき、定板から主翼左右の前縁、後縁の中央の高さを揃えるように固定して接着すれば、正確に工作できるのですが、今回は、インシデンスメーターも用いて精度を高めるために、定板の水平についても精度を出しました。
定板は10mmのアクリルで、下にアルミ角パイプを入れてカイモノを入れて高さ調整してあります。
アルミ角パイプで定板の歪みを防止しています。
アルミ角パイプで定板の歪みを防止しています。
主翼は、あらかじめセンターを出しておいて、胴体の幅分のフイルムを半田ごてで溶着カットしてあります。
マスキングテープを定規代わりにすると、余計なところが溶けにくいので作業が楽になりますね。
マスキングテープを定規代わりにすると、余計なところが溶けにくいので作業が楽になりますね。
胴体は、下部をピラニアソウで切り取り、主翼が入るようにします。
胴体の位置決めの基準は、エンジンスラストラインの水平ゲージと定板の中心線になります。
胴体の定板への設置は、今回はバルサで足をつけて精度を出しました。
このまま、水平尾翼も接着できる精度を出しました。
水泳尾翼と同じ厚さのバルサブロックを敷いてもよいと思います。
胴体の定板への設置は、今回はバルサで足をつけて精度を出しました。
このまま、水平尾翼も接着できる精度を出しました。
水泳尾翼と同じ厚さのバルサブロックを敷いてもよいと思います。
主翼へのインシデンスメーターの取り付けは、軽い内翼側に取り付け、その際、主翼の重心位置が主翼幅の胴体取り付け部中央に来るようにすると、設置が楽になります。
燃タンクにボールペンを取り付けていますが、これは簡易高さゲージになります。
主翼中心線の高さに設定しておいて、主翼の位置決めの計測に用います。
主翼中心線の高さに設定しておいて、主翼の位置決めの計測に用います。
ヨーイング軸の主翼の傾きについては、ノーズと左右翼端を結んだ2等辺三角形となるように、糸ゲージで位置決めします。
インシデンスメーターで主翼の取り付け角を、簡易高さゲージで主翼各部の高さを計測しながら、主翼を位置決めして待ち針や各種カイモノで固定します。完全に位置が決まったら、エポキシ系接着剤を、胴体の主翼取り付け部に流し込みます。
このとき、前縁側、後縁側の一部のみ接着するだけで充分です。
このとき、前縁側、後縁側の一部のみ接着するだけで充分です。
接着剤が半分固まった段階で、再度、位置決め計測を行い、必要な微調整を行って、接着剤が固まるまで待ちます。
仮に、位置が狂っていたら、少量で接着した部分を剥がしてやり直しも可能ですからね。
ちなみに、主翼中央部の接着は、エポキシ系接着剤が無難に思います。
過去に、タイトボンドを用いて工作したこともありましたが、胴体が曲がった経験があります。
胴体下部を大きく切り欠いていますから、強度が不足しているためですね。
過去に、タイトボンドを用いて工作したこともありましたが、胴体が曲がった経験があります。
胴体下部を大きく切り欠いていますから、強度が不足しているためですね。
最後に、定板から機体を一旦下ろして、主翼付け根の部分にエポキシ系接着剤を流し込み、
胴体の蓋もエポキシ系接着剤で接着して作業完了となります。
接着剤を固めている間は、定板上で狂わないように固定しておきます。