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ちょっと一服 箱胴機の難しさ

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初心者時代に、スタントマシンやプロフィール練習機で飛行技術を磨いて、いよいよ憧れの箱胴の機体を作成し飛行に挑戦!!
となったときに、陥りやすいトラブルがいろいろあります。
 
ここでは、エンジントラブルの事例について考えて見ましょう。
これは、私が過去に実際に経験してきたことです。
 
よくあるトラブルが、練習機では問題ないエンジンを新作の箱胴機に搭載したとたんにエンジントラブルにあう経験です。
 
現象は、エンジンが焼ける、回転が安定しない等ですね。
 
ここでは、スタントマシンやプロフィール機と大きく異なるエンジン運転環境があります。
 
原因は、大きく分けて2つほどあります。
1)エンジンマウントの工作がまずく、歪んでいる。また、強度が足りない。
2)エンジンの冷却がうまくいかない。
 
1)については、マウントプレート工作方法で何度か紹介していますので、そちらを参考にしてください。
2)については、「DQ MASTERでD級検定 その29 エンジン冷却と各種対策」で紹介しています。
 
燃料タンクの燃圧調整によるエンジンコントロールは、あくまでも2次的なことであり、
根本解決にはなりません。
エンジンが快適に回ってこそ、燃圧調整によるエンジンコントロールが可能であり、有効である、ということが言えます。
 
エンジンが快適に回っていることを確認する方法、また、そこにたどり着く方法は、丁寧な慣らし運転により、初めてもたらされるものです。
実際に機体に搭載してからのブレークインやランニングインを実施するのは、そのためです。
よって、そこに至らない場合は、根本的な対策が必要になってきます。
 
また、一度、焼けてしまったエンジンは、元の性能には戻せません。
その場合、メーカーに修理をお願いして治してもらい、再度、ブレークインやランニングイン工程を実施する必要があります。
(エンジンを分解して整備、ある程度修理するノウハウもありますが、難しいです)
 
自分の期待や希望とはうらはらに、ものすごい後戻りすることになりますが、
皆経験していることです。
勇気を持って立ち止まり、もう一度振り出しから歩む勇気が大切ですね。

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