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DQ MASTERでD級検定 その30 燃料タンクの加熱対策

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今回は、以前にMNT氏に教わったノウハウについてご紹介させていただきたいと思います。
今回のノウハウ内容の公開については、あらかじめMNTさんからの了承をえることができ、とても感謝しているところであるとともに、この場で感謝の意を伝えたいと存じております。
 
後方排気のエンジンで、燃料タンクが金属製の場合、マフラーとタンクの距離が近い場合は、
「マフラーの熱がタンク内の空気を膨張させ、飛行中にリッチになります。」
とのアドバイスを受けたことがありました。
 
今回作成するDQ MASTERですが、エンジンはDR60後方排気のエンジンで、燃料タンクは金属製を用います。
マフラーとタンクの距離は、近いかどうかは充分に判断することはできませんが、重量に余裕があり、防熱効果を施す余裕もあるので、あらかじめ対策をおこなった工作をしてみたいと考えました。
 
イメージ 1
で、実施した内容は、写真の燃料タンクになります。
これですと、タンクの配置の調整も容易で、軽量です。
イメージ 2
写真は、ポリウレタングルーを塗って、ヘラで薄く延ばした直後の状態です。
まだ、発泡していません。
 
ポリウレタングルーは、発泡するので、空気の泡での断熱効果が高く、また、接着力は高い(カタログではエポキシなみ)ので、とても有効です。
また、対燃料性も充分にあるので、好都合です。

この状態でポリウレタングルーの重量は約1gとなりました。
 
イメージ 3
実は、ポリウレタンでの断熱効果は、スペースシャトルの燃料タンク(中央の大きな分離式燃料タンク)の表面にコーティングに用いられている方法とのことです。
断熱効果を期待しています。
 
その後のMNTさんのお話では、防熱のために燃料タンクとマフラーの間に3mmバルサの遮蔽板を設けて対策しているとのことです。
3mmでも足りない場合があり、その場合、6mmバルサを用いることもあるとのこと。
そう考えると、私の対策では足りないかもしれません。
 
必要であれば、さらにポリウレタングルーでなんらかの遮蔽板を接着するつもりです。
この辺は、今後の研究課題としていろいろ工夫のしどころのように思いますね。
 
なお、MNTさんのお話で、
「限界効果の確認は真夏での飛行テストで行ってください。」
とアドバイスを受けています。
 
今から夏のフライトの楽しみが一つ増えましたね。

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