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Channel: Uコン復活のブログ
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ちょっと一服 流れと圧力

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パスカルの原理は、ご存知のことと思う。
燃料タンクの圧力変化とエンジンの回転変化の因果関係は、Uコンでは、これをうまく利用してエンジン出力制御を行っていることは確かだ。
 
パスカルの原理と燃料タンクの圧力変化は、ある意味、大体は正しい。
ただし、実際の燃料は細い管の内部を「流れている」
この場合、「パスカルの原理」だけでは科学的に理論追求するには足りない、ことがわかる。
 
基本的には「パスカルの原理」に支配されているのは正しいのだが、実は、フィルターによる「コンデンサー効果」は説明することができない。
 
で、これは一体何?なぜ?
ということになる。
 
 
これを、補正する理論として流体の圧力理論である、「ベルヌーイの定理」もあるが、実は、これでも足りない。
 
では、何が足りないのか?
 
実は、エネルギー消費の影響、が不足していることになる。
 
流体は流れている間に摩擦で運動エネルギーを消費することになる。
ここを考えないと、きちんと論理的に説明がつかなくなってきてしまう。
 
 
過去に、ダクテッドファンの電動RC飛行機を何機か飛ばして研究したことがある。
 
効率よくインペラのエネルギーを推力に変化させるには?
ということで、いろいろ頭を悩ませたことがあった。
 
そのうちの効率UPの一つの法則に、
出口のコーンは、ほんのわずかに絞ったほうが効率がよい、というノウハウがあった。
 
では、絞ってみると本当に推力が上がるのか?
というと、かえって推力が落ちてしまう。
では、どの程度絞るのだ?
と考えたときに、気がついた。
「出口のコーンとの摩擦で気流の運動エネルギーが失われ、その分、気流の速度が落ちる分だけコーンを絞って加速させてやる。」ということだ。
 
となると、ほとんど絞らなくてもよいことになる。
 
工作精度の問題もあるが、結局、絞らずにそのままの直径とするか、わずかに心持ち程度絞る、つもりで作成すると、とてもよい出力が得られた。
 
出口コーンは広げてもダメ、絞ってもダメ、同じ直径よりも、ほんのわずか絞ってやる、
これで、理由がわかった。
 
ただ、この程度の理論であれば、なんらかの文献で説明されていそうな気がするのだが、
まだ、探しきれていないのか、見つかっていない。

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