Quantcast
Channel: Uコン復活のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 464

KMCO ゼロ戦で「挑戦!!」 その11 リンケージの工夫

$
0
0
イメージ 1
 
KMCOゼロ戦では、15クラスの機体に非力な09エンジンで飛行させよう、ということから、1gでも軽量化させて、出力に余裕を持たせたいと考えています。
 
ということで、今回は、リンケージの工作と工夫について
リンケージは、操縦の要であり、また、安全を保障するための要のパーツになりますね。
よって、強度や耐久性は充分に確保し、スムーズで確実に動作させる必要があります。
また、各種調整も容易にしたい、ということで、結構、頭を悩めてしまいますね。
 
リンケージパーツは、幸いなことに各種信頼性の高い優良なパーツで販売されていますね。
特にありがたいのは、強度や耐久性が高く、精度が出しやすく、加工が容易な樹脂製パーツが入手しやすい環境にある、ということでしょう。
 
ボールリンク、ベルクランク、ホーン、ロッド等、素材を金属から樹脂やカーボンに置き換えることで、軽量化が可能になります。
 
KMCOキットでも、その時代の要請を受け止めるかのように、樹脂製リンケージパーツが販売、キットに付属されるようになったのは、ありがたいところです。
 
ゼロ戦09でも、その時代の要請を受け止めたパーツ群で作成することとしました。
ちなみに、ゼロ戦09は、現在、下地塗り状態の工程ですので、フイルムを張った主翼はマスキングしている状態です。
 
イメージ 2
 
ベルクランクは、KMCO製のナイロンベルクランクBを用いました。
09クラスですので、充分以上の強度があるので、肉抜きして軽量化を実施しました。
ロッドがボールリンクを用い、ガタを排除しています。
リードアウトワイヤーは軽量化と強度の兼ね合いから、0.8mmピアノ線を用い、3mm銅パイプのブッシュを入れて、ベルクランクに食い込みにくいようにしています。
 
イメージ 3
フラップホーンは、KMCO製ナイロンホーンを加工、軽量化、小型化して搭載しました。
もちろん、ボールリンクを用いてガタを排除しています。
 
イメージ 4
 
エレベーターホーンは、アジャスタブル コントロールホーンを採用しました。
POWERSで取り扱いを行っているもので、軽量です。
エレベーターは、舵角を微妙に調整する必要性があるので、アジャスタブルとしています。
また、ボールリンクは用いていません。
これは、エレベーターはガタ調整で水平安定調整を行うためです。
エレベータロッドはカーボンを用いて軽量化しています。
 
イメージ 5
 
フルDOWNを切った状態のフラップホーンです。
ロッドを曲げずにフラップに干渉せずにフルDOWNが切れるように工夫しています。
これで、ロッドを曲げずに丈夫に工作できますね。
 
イメージ 6
リードアウトワイヤー先端とリードアウトガイドの付近の写真です。
ワイヤー接続は、通常、ラインコネクターを用いますが、今回は、これを用いず、リードアウトワイヤー側にラインコネクター機能を組み込みました。
銅パイプをスライドさせると、ラインコネクター同様にワイヤーと接続できるようになりますね。
これも、軽量化の工夫の一つです。
欠点は、ピアノ線が曲がってしまう可能性が高い、ことですが、この辺は、運用面でカバーするしかないでしょう。
また、曲がっても交換は容易ですからね。
 
--------------------------------------------------------
この状態で、重量を計測しました。
エンジン等を搭載し、あとは胴体等の塗装を残すのみになります。
ちなみに、マスキングの重量は約17gですので、この状態で計測すれば、完成重量に近い状態になりますね。
 
完成重量は約550gとなりそうです。
当初の予定では450gでしたから、あれあれ100g重量増加です。
まいったなあ。
あとは、飛ばしてみて様子を見るしかないですね。
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 464

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>