15クラス練習機を作ろう 分析 8)横8の字の練習その1
をクリアして、充分に慣れてきたら、本格的に連続横8の字宙返りの練習を開始します。
このときの参考となる飛行コースは以下の図のとおりとなります。
いわゆる「ダブルD」と呼ばれる飛行コースで、交点の垂直上昇を行って上昇を稼ぎ、余裕を持って引き起こすことになるため、墜落リスクを減らすことができます。
このコースからさらに練習を積み重ね、正規の赤線のコースに近づけるように練習することになります。
ちなみに、正規の赤線コースの飛行は、腕前と機体の性能の両立で可能となる要素が多いため、旋回で減速しやすい練習機では無理せず、舵の感触がつかめればOKと考えておけばよいでしょう。
(スーパープライEp-ZではダブルDでOKとしスタントマシンでは正規の8の字を目指しましょう)
横8の字宙返りは、風による加速減速が大きく発生し、上空では減速しやすく低空では加速しやすいという特性があります。
飛行速度の変化で舵の感触が変化しますから、腕をしっかりと飛行コースをなぞり、手首で機体姿勢を制御する、という基本が大切になります。
機体の姿勢変化をしっかりと見定めて微妙な操作ができるように練習しましょう。
1)水平飛行1.5mで進入
必要でしたらウイップを実施して機体を加速させます。
2)ジワッとUPで宙返り開始
宙返りの開始位置は、風下の手前4~5m程度手前、上昇がちょうど風下となるように狙って上昇させます。
3)UPを緩めて垂直上昇を伸ばす
いわゆる「ダブルD」と呼ばれる所以の上昇高度を稼ぐ垂直上昇を行います。
ここで充分に上昇を稼がないと後の引き起こしの舵が忙しく、強くなりがちになり減速しやすく、機体の走りが悪くなることで連続演技ができなくなってきます。
最初はできるだけ高く、慣れてきたら低く上昇させるようにします。
4)Upを強め宙返り
上空は減速しやすいので注意が必要です。
普段より多少弱めのUPで充分に旋回できます。
5)UPを弱め斜めに降下
「ダブルD」により上昇させ演技が大きめになっているので、そのまま引き起こしたら底辺の高度が高くなります。
つじつまを合わせるために、斜め降下で高度1.5mの引き起こし高度を狙います。
6)Upを強め引き起こし
高度1.5mの引き起こし高度を狙います。
底辺を抜けたらそのまま交点の上昇コースに入れます。
7)UPを緩めて垂直上昇を伸ばす
上昇して高度を稼ぎ、逆宙返りに備えます。
このとき、私はハンドルが手の甲を下にして逆宙返りに入れる準備をしていますね
(これは癖ですが、交点の機体の追従性がよくなります)
8)DOWNを弱めに打ち逆宙返りへ
充分に高度を稼いでからDownを弱めに打って逆宙返りを開始します。
9)DOWNを強めに打ち逆宙返りへ
上空は減速しやすいので注意が必要です。
普段より多少弱めのDOWNで充分に旋回できます。
10)DOWNを緩め斜めに降下
「ダブルD」により上昇させ演技が大きめになっているので、そのまま引き起こしたら底辺の高度が高くなります。
つじつまを合わせるために、斜め降下で高度1.5mの引き起こし高度を狙います。
11)DOWNを強め引き起こし
高度1.5mの引き起こし高度を狙います。
底辺を抜けたらそのまま交点の上昇コースに入れます。
12)DOWNを弱め垂直上昇から宙返りへ
2回目の演技に入ります
このとき、私はハンドルが手の甲を上にして宙返りに入れる準備をしていますね
(これは癖ですが、交点の機体の追従性がよくなります)
13)終了
舵の具合等がわかってきたら、ダブルDの垂直上昇を少なくして、できるだけすばやくUP、DOWNの切り替えを行います。
この辺はメリハリをつけるほど綺麗にきまります。
宙返り、逆宙返りともに余計な減速をさせずに滑らかに実施し、大き目から小さめにするように練習すると45度の高度に収まってきます。
ただ、無理をするとワイヤーがたるんだり、引き起こしが間に合わずに接地、墜落となりますので、無理せずに練習しましょう。
この練習ができてきたら、そろそろ機体のニュートラル、性能等も気にしてゆきたいところでしょうかね。