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Channel: Uコン復活のブログ
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各種空力特性の考察 調整フライト回数と再現性の高さ

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学生時代に作成した機体は、調整で1年、フライト回数は膨大な回数となっていた。
もちろん、設計は独自、腕前も充分でなく、なにが悪いのか?もわからず、ある意味闇雲に機体をいじっていたのだから、仕方ないところもあるのだが。
それでも、なんとか、事故、墜落なく満足できる調整に至ったのは幸いだった。
 
最近は、調整は結構早い。
求めている性能の再現性が高いためだ。
(その性能に満足するかどうかは別としてもね)
 
DQ MASTERは数フライトで調整が完了したし、
(もともとの設計が優秀なためと、自分なりに将来発生する調整を見越して工作したためなのだが)
その他の機体も30フライト程度で調整が完了する。
もっとも、大型エンジンの場合でPCセットがABCの場合は、リングエンジンに比べ、エンジン本来の調子が出るまでにランニングインの飛行回数がそれなりにかかるので、自然と調整フライトをかねたランニングイン飛行も回数を重ねないといけないのだが。
 
ランニングインの最中の調整飛行では、特に、出力変化が発生するので、その出力変化に伴う修正調整はあきらめないといけない部分が発生する。
これは仕方のないことだろう。
 
 
RCヘリの場合は、概略調整は、5フライトまでに、本調子の調整は10フライトまでに完了させる。
この間、エンジンはブレークインを行わないので、ランニングインで少しずつ変化するエンジン出力にあわせ、だましだまし調整を行う必要がある。
RCヘリは、エンジンの調子が落ち着かないと、調整が完了しない調整項目が非常に多い。
また、調整不十分に伴う墜落リスクはとても多い。
このことは、ちょっとヘリを知っている方なら、容易に理解する事はできるだろう。
よって、5フライト目程度で目処がつき、10フライト目には、ほぼ調整が完了する、ということにならないと、調整する人間のほうがまいってしまう。
また、その程度で調整が終わってくれないと、その後の本調子の飛行の回数がドンドン減ってしまうことになるためだ。
なぜなら、ヘリは機械的な仕組みが多いため、エンジン以外のパーツがヘタってくるためなのだが。
RCヘリの場合、エンジンがリングエンジンである必要性は、上記のことから容易に理解できる。
ABCエンジンのパンチのある出力、よりも、運用と調整フライト回数が少ないほうが有効、と考えられているためだと思う。
実際、ABCエンジンでヘリを調整したが、飛行を繰り返すたびに調整が必要になる。
(将来的には出力は安定するのだが、その間の飛行回数が多い)
思ったほどパンチが出ない、エンジン始動時にエンジンがかみやすい、と散々だった思い出がある。
 
 
Uコンの場合、RCヘリのエンジン出力変化に、調整が振り回される、といった要素は少ない。
また、調整ができていないからといって、墜落リスクは比較的少ない。
ABCエンジンは良質で安価なエンジンが多く、Uコンではとても有効なエンジンなのでしょうね。
 
また、普段から、調整回数を減らす事はできないか?容易に調整ができないか?といった工夫を考えておくと、後でとても役に立つことが多い。
 

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