宙返りができるようになってくると、夢中になって宙返りを繰り返すものです。
ところで、宙返りは何度くらい実施できるのでしょうか?
というのも、宙返りをおこなうことで、ワイヤーが捻れてくるので、捻れが増えるほど、ワイヤーの滑りが悪くなり、操縦が難しくなってくるためです。
ということで、過去に、宙返りを何回も行って操縦の限界テストを行ったことがありました。
ワイヤーは、もちろん充分にメンテナンスを行い、潤滑処理を行ったものです。
機体は、きちんとニュートラルが出ていて、調整が完了したものでした。
機体は、きちんとニュートラルが出ていて、調整が完了したものでした。
結果としては10回程度が限界でした。
10回以上の宙返りでも、なんとか飛行は可能なのですが、水平飛行で明らかにピッチングが出始めます。
これは、リンケージが渋かったり、ワイヤーの滑りが悪い場合にでる現象そのものとなります。
これは、リンケージが渋かったり、ワイヤーの滑りが悪い場合にでる現象そのものとなります。
ということで、逆宙返りができないうちは、1回のフライトで10回程度を限度に練習したほうが良いでしょう。
また、飛行後は、ワイヤーの捻れを元に戻すようにしておきます。
ちなみに、F2Bを飛行させる場合、ワイヤーの捩れはどうなるのか?
というと、宙返り、逆宙返りを交互に演技させるため、最大で3回までしかワイヤーが捻れません。
というと、宙返り、逆宙返りを交互に演技させるため、最大で3回までしかワイヤーが捻れません。
また、出発時に、ワザと宙返り方向にワイヤーを1回~2回捻って飛行を開始する、ということを実施する場合があります。
というのも、F2Bの場合、途中で三角宙返り2回、という演技科目があり、この演技終了後の演技では、ワイヤーが常に捻れて飛行させることになるためです。
ワイヤーが捻れることで、その摩擦で操縦が難しくなる傾向がある機体の場合、苦肉の策として、出発時に1回~2回、宙返り方向にワイヤーを捻っておくことで、捻れを少なくさせる工夫なんて、テクニックがありますね。