とりあえず、エアラコブラP-39のリンケージ関係の搭載も完了した。
この時点で、全備重量は670g、重心位置は、前縁から25mm(約13%)となった。
この時点で、全備重量は670g、重心位置は、前縁から25mm(約13%)となった。
今回のリンケージの工作方針は、
・KMCOリンケージパーツを尊重すること。
・15クラスで充分に耐久性があるようにすること。
・ニュートラル精度は、きちんと出すこと。最大舵角もUP-DOWNをできるだけ等しくすること
・リンケージパーツは、多少、重くてもかまわないこと。
・エレベーターの舵角は、飛行調整で容易に調整できることと
・KMCOリンケージパーツを尊重すること。
・15クラスで充分に耐久性があるようにすること。
・ニュートラル精度は、きちんと出すこと。最大舵角もUP-DOWNをできるだけ等しくすること
・リンケージパーツは、多少、重くてもかまわないこと。
・エレベーターの舵角は、飛行調整で容易に調整できることと
とし、なりゆきまかせ、でのリンケージ工作を行うこととした。
まあ、凝らずに、なりゆきで、どのような結果となるのか、を再体験するのも、たまにはよいだろう。
リンケージパーツは、以下のものを選択した。
ベルクランク:KMCOナイロンベルクランクB
フラップホーン:KMCOプラホーン(B)
エレベーターホーン:アジャスタブルコントロールホーン
フラップホーン:KMCOプラホーン(B)
エレベーターホーン:アジャスタブルコントロールホーン
プッシュロッド:キット付属2.5mmピアノ線をハンダ付け加工したもの
翼端ラインガイド:自作ピアノ線
リードアウトワイヤー:0.8mmピアノ線(ブッシュ付)
翼端ラインガイド:自作ピアノ線
リードアウトワイヤー:0.8mmピアノ線(ブッシュ付)
なりゆきまかせで工作した結果、各稼動角は、以下の通りとなった。
ベルクランク:±約50度
フラップ:±約40度
エレベーター:±約40度
フラップ:±約40度
エレベーター:±約40度
自分好みのリンケージ稼動角は、
ベルクランク:±約60度
フラップ:±約45度
エレベーター:±約45度
となるのだが、リンケージの稼動角が足りなくなってしまった。
ベルクランク:±約60度
フラップ:±約45度
エレベーター:±約45度
となるのだが、リンケージの稼動角が足りなくなってしまった。
この辺は、やはり、「なりゆきまかせ」なことが原因となっている。
好みの稼動角で動作させるには、やはり、リンケージパーツの配置、寸法等をしっかりCAD等で検証して、ロッドが突っ張ったり、ホーンに無理がかかったり、リンクやヒンジに無理がかからないように寸法を見極め、正確に工作しないと無理なようだ。
好みの稼動角で動作させるには、やはり、リンケージパーツの配置、寸法等をしっかりCAD等で検証して、ロッドが突っ張ったり、ホーンに無理がかかったり、リンクやヒンジに無理がかからないように寸法を見極め、正確に工作しないと無理なようだ。
実際の飛行では、フラップ±45度、エレベーター±45度も稼動角が必要ない、とのご意見も伺うが、あくまでも、最大稼動角±45度を目安として、多少、舵角調整をしながら、機体を自分好みのフライトになるように調整するのがベストだと考えている。
今回は、きちんと寸法出しをしないで、なりゆきでリンケージ工作したため、以下の問題により、稼動角が少なくなってしまった。
1)ベルクランクピボット位置が不正
ベルクランクが胴体にあたり、充分な稼動角が取れない。
2)布ヒンジが、思った以上に固い
3)ホーン位置がずれていて、ロッドが突っ張る
ベルクランクが胴体にあたり、充分な稼動角が取れない。
2)布ヒンジが、思った以上に固い
3)ホーン位置がずれていて、ロッドが突っ張る
やっぱり、なりゆきまかせでリンケージ工作はしてはいけないよなあ、と思いつつ、
まあ、こんなものでしょう、と妥協することにした。
まあ、こんなものでしょう、と妥協することにした。
とはいっても、撓みは排除し、ニュートラル付近は、軽く動作するようになっているので、飛行に、できるだけ支障が出ない範囲にはなっていると思うが。
フラップとエレベーターの間のプッシュロッドは、撓みを嫌い、真っ直ぐ素直にリンケージできるように工夫した。
方法は写真の通りで、フラップ中央部をハの字にカットしてロッドの逃げを作った。
こうすれば、実機感を損なわず、さりげない、簡単な工作でロッドを真っ直ぐにできる。
こうすれば、実機感を損なわず、さりげない、簡単な工作でロッドを真っ直ぐにできる。
翼端のリードワイヤーガイドは、鴨居の吊り下げテストの結果、キット付属のヒートンでは、機体がロール軸方向に傾くことが判明し、より、低い位置になるように、自作パーツに置き換えることにした。
テールホーンは、旋回の具合や舵の利き方、減速度合いにより、尾翼の稼動角を調整するために、高さ調整が可能なものとした。
また、ホーンの高さ調整を行うと、ロッドのニュートラルの最適な長さも微妙に変化するため、ネジ式のものを用いることにした。
ロッドは、銅線を巻いてハンダ付けする、古来ながらの接合方法を用いた。
最近小型RC機で流行っている、2本のロッドにヒシチューブを被せ、瞬間接着剤で固める、という方法が簡単でよいのだが、この方法は、Uコンでは、小型機といえどもロッドが抜ける、という結末を得たことがある。
よって、その方法は採用しないようにしている。
(フェニックス一号機は、それが原因で墜落してしまった。)
ついでに、今回は、多少、テール錘の役割も期待した。
現在では、ロッド関係を軽く作ろうと考えたら、カーボンロッド等もあるので、飛行の具合を見て、交換するかもしれない。
リンケージ工作は、機体の操縦性のみならず、ニュートラルが出なくなったり、最悪、いざというときに舵が利かず墜落、ということに繋がるので、やはり手抜きはできないところだ。
今回のリンケージ工作では、なりゆきまかせで工作し、多少、気に入らないところはあるが、上記のような心配は発生しないレベルでの工作とはなっている。