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DQ MASTERでD級検定 その37 初フライト ランニングイン

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イメージ 1
 
めでたく、DQ MASTERも初フライトを迎えることになった。
 
 
とりあえず、機体の設定について
 
機体;DQ MASTER 重量1428g
重心位置:8%(設計指定重心位置の最も前)
翼端錘:約50g
脚:キット標準ジュラ脚
ラインガイド位置:内翼端リブ前縁より35mm(UP)55mm(DOWN)
(鴨居に吊り下げて、ヨーイング軸約4度ローリング軸0度で設定)
エンジン:DR60
プラグ:OS No8
マフラー:標準後方排気
プロペラ:BOLLY 12×6.5N3B
スピンナー:DUBLO 51mm プラスチックスピンナー
燃料タンク:ユニフローでマフラープレッシャー
燃料;THC F2B-7 (ニトロ7% 合成オイル24%)
ワイヤー:19.6m
ハンドルフック間隔:11cm(ベルクランク10cmなので、1.1)
周回速度:未計測だが、5.0秒程度
エンジン回転数:未計測
天候:無風
 
 
エンジンは、倒立のままスターターで始動、プライミング量等の要領を掴んでいないので多少てこずるも、始動。

ニードル設定は、機種を上に向けてニードルを絞る。
4サイクル運転から2サイクル運転に切り替わるところで設定。
スタントマシンのタンク配置とニードル設定の経験と考察から、DQ MASTERの燃料タンク配置では飛行するとニードルが多少絞り気味になることがわかっていたので、甘めに設定。
手にかかる機体重量の感触は、充分に機体を引き上げそうな感触だ。
 
で、離陸からスタート。

ハンドルワイヤーの狂いはほとんどないようで、水平飛行高度も、まあまあな感じ。
水平飛行は、突っ込み癖もなく、フラフラもせずに、いきなりニュートラルが出てしまった。
機体のロール軸の傾きもない。
エンジンの調子も良いが、もう少しニードル甘めでも良かったか。ランニングインだし。
 
6周のフライト後、ウイングオーバー。引き起こしでの背面にはいれない。
安定した余裕のある上昇で、多少エンジン回転が上がる。
降下は、加速気味にはならず、余裕をもって引き起こせる。
この調整だと、いきなりのF2B残り演技は可能か?と思いつつ、宙返り
多少大きめに回りすぎる。ハンドルピッチを広げよう。
宙返り中のエンジン回転変化は、もう少しニードル甘めにしてメリハリをつけたいところ。
 
で背面飛行。
エンジン音の変化はない。水平飛行と同様になってる。燃料タンクの高さのチェック、だが、問題ないようだ。
背面飛行でも、突込み気味になったり、フラフラせずに、ニュートラルが出ている。
あとは、ハンドルワイヤーの微調整で高度合わせすればOKだろう。
逆宙返りも正宙返り同様の舵の切れ具合。
大きめに回る。
四角宙返り、コーナーターンは、まだまだ攻めれないが、旋回性能は充分。
引き起こしでの失速も発生しない。
コーナーターンでは、一種独特のエンジン音となり、エンジンが唸る、といった感じ。
心地よい。
三角宙返り、やはり、ハンドルピッチが足りない。意識してガンと舵を打って補正する。
引き起こしでの失速も発生せず、減速具合も丁度いい。
コーナーターンでの機体姿勢は見切れていないが、問題ないように思う。
この辺は、今後の微調整になるだろう。
 
三角宙返り後の水平飛行は、多少フラフラが入る。
ワイヤーが捻れてすべりが多少悪いのだろうか。
ワイヤーメンテナンスをもう一度行う必要があるようだ。
 
8の字宙返り。とりあえず問題ない。
横四角8の字、特に、上空45度での機体の走りとワイヤーテンションに注意して実施。
問題なく上空を走る。やはり、軽量、大馬力の機体の効果は大きいようだ。
 
縦8の字、特に45度以上のテンションに注意して多少小さめに攻めてみた。
ワイヤーテンションは上空では多少抜けてくるが、これは見込みどおり。
不意なワイヤーテンション抜けもなく、機体もへんな挙動せずに難なくクリア。
アワーグラスでは、ワイヤーテンションと上昇の速度変化の具合、降下の速度変化の具合を確認、問題ないようだ。
 
頭上8の字、ワイヤーテンションと演技の大きさを多少大きめにして注意して実施、これも難なくクリア
四葉のクローバー、非常にやりやすい。
燃料切れまでの週回数は25週。燃料タンク容量は充分にあるようだ。
 
エンジン停止して着陸、多少一定の沈下率に入れて降下後、タッチダウン。
エンジン停止は比較的スムーズだが、多少、硬い感じがする。
一定の沈下率に綺麗に入り、その後、バウンドせずに着陸。
脚は固めで多少前気味、と考えていたのだが、このままでもいけそうかな?
着陸滑走でも問題なし。
この辺は、脚の精度が高いので問題ないのだろう。
 
着陸後に、機体に付着したオイルの色を確認する。
後方排気で機体下方に排気を出しているので、機体がほとんど汚れない。
オイルの色はアメ色で問題ない。
 
エンジンの回転は、共振も出ず、スムーズだ。
やはり、機首の構造を、特にねじれ強度をしっかり出すように工作したのが良い結果となっているようだ。
また、BOLLYのプロペラ負荷とエンジンの出力もマッチングしているようで、特に苦しい音で回っている感触はない。
DQ MASTERは、三枚プロペラと相性が良いだろうな、と予想していたが、やはり、そのようだ。
 
久しぶりに大型機を飛行させたが、ワイヤーテンションも腕が抜けるほどではなく、程よい感じ。
その安定したワイヤーテンションは、各演技を確実にコントロールできると自身が持てるし、ほどよい快感を覚えた。
また、リンケージの剛性、フラップの剛性も申し分ないようだ。
小型軽量で大出力の機体で、よく発生することだだが、舵関係の剛性不足は、舵を切ったときにグニャグニャした感触になり、機体が逃げる感触が生まれる。
そのようなこともなく、カチッとした舵の感触は好感が持てる。
設計で、むやみにフラップ、エレベーターの肉抜きをしていないのが、良い結果となっていると思う。
この辺も、設計が優れているところなんだろう。
 
いや、こりゃあ、高性能機だ、大半の調整項目をすんなりとクリアしてしまった。
 
今後は、もう少しニードル甘めで飛行させ、エンジンのアタリを完全に取れるまで無理は禁物だろう。
 
困ったほど、なにもすることがないのは、うれしいのか、悲しいのか?
 
あと、胴体の改造効果も充分で、問題ないだろう。
 
久しぶりに、悩まずに飛行調整ができる機体とめぐり合った。
人気のあるところもうなずけるところだろう。
 
ちなみに、ダウントリムはいれずに、実は主翼は多少短くしている。
写真を見ると、アスペクトレシオが多少低いことに気がつかれたでしょうか。

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