クロベ川さんとコメントのやりとりをしていたら、印象に残る言葉をいただきました。
それが、この言葉
「軽量・剛性はジレンマ!」
うーん、奥が深い、と考えてしまいました。
「軽量・剛性はジレンマ!」
うーん、奥が深い、と考えてしまいました。
戦時中の日本の戦闘機の開発秘話を思い出してしまいます。
ここ数年、あらためて戦時中に開発された各種飛行機の開発秘話について、いろいろ調べていたのですが・・・・
ここ数年、あらためて戦時中に開発された各種飛行機の開発秘話について、いろいろ調べていたのですが・・・・
有名なところとして、やはり、ゼロ戦がありますね。
限られた出力のエンジンから戦闘機としての性能を搾り出すために選択した手段は、
「極限まで軽量化して旋回性能と高速性能を実現する」
ことでした。
限られた出力のエンジンから戦闘機としての性能を搾り出すために選択した手段は、
「極限まで軽量化して旋回性能と高速性能を実現する」
ことでした。
重量を軽減すると剛性が劣化する、剛性を高くすると重量が増加する。
あたりまえといえばあたりまえですが、これがジレンマの一部なのでしょうね。
あたりまえといえばあたりまえですが、これがジレンマの一部なのでしょうね。
私も、当時の設計者の思いを汲み取りながら設計製作している真っ最中ですが、
これが、なかなか難しく、楽しいところでもあります。
これが、なかなか難しく、楽しいところでもあります。
模型飛行機を作りながら感じたことは、
まず
・作れない(泣)
から始まって
・何が重くなるんだ?
・結局重くなる(笑)
・飛行するのに必要な重量(最適な重量)ってなんなんだ?(笑)
・重心位置が合わない(笑)
・強度に不安が残る(泣)
・機能的にどうだろう(笑)
・飛ぶのだろうか(笑)
・空中分解しないのだろうか(泣)
と、いろいろ泣き笑いしながら工作をして飛行テストしていることは確かですね。
から始まって
・何が重くなるんだ?
・結局重くなる(笑)
・飛行するのに必要な重量(最適な重量)ってなんなんだ?(笑)
・重心位置が合わない(笑)
・強度に不安が残る(泣)
・機能的にどうだろう(笑)
・飛ぶのだろうか(笑)
・空中分解しないのだろうか(泣)
と、いろいろ泣き笑いしながら工作をして飛行テストしていることは確かですね。
模型飛行機だからできるのですが、これがなかなか奥が深い
これらは、私は、一連の管理として「重量管理」とか「強度管理」なんて言葉で表現していますがね。
最近になってわかってきたことは、重量管理は、「経験を積み重ねて得る技術である」ということですね。
実際、戦時中の戦闘機開発でも、非常に長い複雑な工程を経て実現する努力を行っています。
特に印象に残るのは、「設計」で終わらず、必ず「評価」して「不具合」を見つけ「改善」させながら進化させているところですね。
不幸なことに「不具合」を発見する段階で、何人ものテストパイロットの方がお亡くなりになっていますし、
まさしく、「命」をかけて開発をしてきたことがよくわかります。
(亡くなったパイロットの方々のご冥福を祈ります)
まさしく、「命」をかけて開発をしてきたことがよくわかります。
(亡くなったパイロットの方々のご冥福を祈ります)
この「経験を積み重ねて技術を進化させる」ことは、気長に実施するしかありません。
機会を逃さず、常にアンテナを張って着実に実施していくしかないのでしょうね。
私も、ブログで各工程の重量を紹介していますが、それは、「重量の結果」であって、実現されている強度や剛性については表現する方法がないので記述できていません。
その辺は、表現の限界、として受け止めていただければ幸いです。
その辺は、表現の限界、として受け止めていただければ幸いです。
機体ごとの重量管理シートもかなり増えてきました。
1枚増えるごとに、初期の重量見積もり精度が高くなってきますし、工作のポイントも明確に見えてくるようになってきています。
今の時代ですからPCの能力に頼っているので、かなり楽なのですが、昔は記憶や紙に記録をとりながら行っていたのでしょうね。
大変だったと思います。