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DQ MASTERでD級検定 その5 水平尾翼の工作(その1)

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イメージ 6
 
エレベーターは、組み立てでなく、単板となっています。
これは、組み立てでは、注意して工作しないと、エレベータ操作で舵角が発生し、風圧で撓みやねじれが発生しやすいため、あえて単板で丈夫にしたのだと思います。
また、スタビライザーに比べ薄い構造なので、軽量になり、かつ、丈夫でないといけない、
ということで、あえて単板となったのでは?
と考えています。

エレベータのバルサのみの重量は、19gとなり、同一クラスのスタント機の重量と比べ
それほど変わりない重量に思えます。
おかげで、工作の手間が大幅に省けました。
 
 
スタビライザーは組み立て構造となっています。
厚さもそこそこあり、スタビライザーの歪み、撓みは実質それほど発生するわけではなく
かつ、軽量化するためには、組み立て、となったのでしょうか。
構造的には、2枚張り合わせの構造(ラミネート構造?というのでしょうかね)となっている点です。
キットで厚いバルサはコスト的に不利になるかどうかわかりませんが、
半分の厚さの材料を張り合わせて工作するようになっています。
このため、バルサ中央に接着剤の層ができることになりますが、このことで、ゆがみにくく丈夫に工作できるようになっているように思います。
また、ヒンジスロットの工作も簡単になるようですね。
 
 
さて、工作の勘所ですが、ラミネート構造は、接着剤の水分でバルサが撓む場合があるので、注意、というところでしょうか。
私は、接着面のバルサの両面に等しく薄くタイトボンドを塗って張り合わせ、
アルミアングル材でがっちりはさんで、ねじれ、歪みが発生しないように乾燥させて工作しました。
水分は木材を歪ませる原因となるので、高粘度の硬化が遅い瞬間接着剤のほうが、確実に工作できるかもしれませんね。
 
イメージ 1
 
写真は、ラミネートする前に、ヒンジ溝を掘った状態です。
ボール盤でヤスリをセットして、さっと溝を掘りました。
こうすると、簡単に、正確に溝が掘れるようです。
 
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
で、ヒンジ穴の状況と、ヒンジを差し込んでみた状況です。
うまく、真っ直ぐヒンジを差し込める溝が掘れたようです。
この辺も、ラミネート構造の優れた点でしょうかね。
 
イメージ 5
 
スタビライザーの中央部の構造ですが、赤丸部分は鋭角になっているので、応力が集中し、ちょっとした衝撃で、この部分が折れやすくなる欠点があります。
そこで、ちょっとした補強を行いました。
まず、カーボンキュアシート(非常に薄いカーボン)の貼り付けと
応力集中しないように、角を丸めるように削りました。
これで、ラフな接地の衝撃や、強い旋回操作での尾翼の損傷を回避しやすいと考えています。
また、カーボンキュアシートの重量増分程度の軽量化はできているかな?と思います。
 
イメージ 4
 

で、加工して組み立て完了した写真です。
 
あと、リブに刻まれた STAB RIB の文字ですが、レーザーで繊維が切れているので、強度が落ちています。
これは、生地完成の段階でドープ等を染みこませ、接着しておいたほうがよいようですね
 
次は、表面精度出しの削りこみですね。
組み立てはとても容易ですし、接着部分が少なく、重量がむやみに増える構造でないところは、助かりますね。

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