ここ数年、重量管理表を作成しながら、何機か機体の工作を続けている。
最初はパーツや工程毎にマメに重量を計測することしかできず、
果たして「重い?」「軽い?」については判断できない状況が続いていた。
最初はパーツや工程毎にマメに重量を計測することしかできず、
果たして「重い?」「軽い?」については判断できない状況が続いていた。
比較することができないので判断できないのである。(あたりまえか)
とはいうものの、一般的な完成した機体重量のデータは、過去から現在まで、あらゆる機会で紹介されているので、例えば45クラスのスタント機で重量???gは重いとか軽いとかの判断はできている。
また、キット等の設計された機体であれば、完成重量は明確になっているので、その重量となるように工夫しながら作成することで、重量に対しての目安を得ることができる。
そういった意味で、重量管理手法の目安にするために各種キットを作成していることは確かなのだが。
もともと、航空機の設計での重量の判断は、何と比較しているのか?だが、
やはり、重量と強度、耐久性との兼ね合いで比較するのがセオリーと考えている。
飛ぶものである以上、軽いにこしたことはないのだが。
飛ぶものである以上、軽いにこしたことはないのだが。
構造物にかかる力を予想し、その最大の力に安全系整数をかけた力に耐えるような構造物を実現することが基本になっている。
飛んで強度不足で壊れた、では、あとは墜落するだけなので、事故になってしまうので、それは避けたい、という考え方なのだろう。
飛んで強度不足で壊れた、では、あとは墜落するだけなので、事故になってしまうので、それは避けたい、という考え方なのだろう。
では、Uコンスタント機の必要な強度とは?安全係数とは?なのだが、実は・・・具体的に計算したことはない。(笑)
ただ、はっきりしていることは、一般的な構造は、充分すぎるほど強度が有り余っている、ということは確かだろう。
(ただし、墜落させたときに耐える強度には達していませんが(笑))
(ただし、墜落させたときに耐える強度には達していませんが(笑))
よって、既存の構造の「充分な強度」を見出し、さらなる軽量化を行う余地は、ものすごくあるだろう、と考えることができる。
あと、模型なので、直接素手で模型にさわることになる。
人間と模型飛行機の体重差は60:1程度、要するにとてつもない力で模型に触ることになる。
人間と模型飛行機の体重差は60:1程度、要するにとてつもない力で模型に触ることになる。
仮に、ジャンボジェット等を縮小して模型飛行機の大きさにしたとすると、ケント紙等で同じ構造で作成した構造物になるとのこと。
(この情報の出所は、過去に読んだ文献で、現在は確認できていないので申し訳ないが)
よって、下手に手で握ろうものなら凹んでしまう、潰れてしまうような強度しかないことになる。
実機は、飛行するために充分な強度を計算しつくして作成されていますが、その程度の強度で充分、ということなので、模型飛行機はいかに丈夫に作成されているかは理解しやすい事例になる。
とはいうものの、模型飛行機でも強度不足で空中分解は、身近で経験がある。
(私は経験が無いが)
やはり、軽量化といっても、充分な強度配分を前提で軽量化を図ることが大切に思う。