写真は、DQ MASTERの重心位置を示した部分の図面
DQ MASTERの図面を確認すると、重心位置については前後に幅のある指定がされていた。
一応、平均翼弦長を求め、何%となっているのかを調べることにした。
で、以下がおよその重心位置%となった。
前側の重心位置 : 約7.5%
後側の重心位置 : 約15%
後側の重心位置 : 約15%
(寸法の計測誤差があるので、「約」をつけています)
私は、機体作成では、他の機体との比較を行うために、各種基準となる数字を求めて、比較できるように心がけている。
重心位置は前縁から?cmでなく、平均翼弦長に対して、?%と数字を求める。
いろいろ検討してみたが、とりあえず10%辺りを基準の重心位置とするように方針を決定することにした。
主翼中央前縁から計測すると57.5mmとなる。
重量分布は、この重心位置を基準に決定するように配慮することを決めた。
ご存知の通り、重心位置は、最終的に、あくまでも飛行状態を見ながら、機体とよく相談の上、好みで決めることになる。
DQ MASTERの設計重心位置の指定幅は、とても大きい。
いろいろな好みに合わせて重心位置を調整できるようにしているものと思う。
その目安が、指定された重心位置の幅になっているのだろう。