MaxBeeと思われる水平尾翼の翼断面についてのイメージデータを入手することができた。
元ネタの図はPngイメージファイルなのだが、これが、かなり精度が悪い。
まあ、こんなものでしょう、何事も難しいことから何とかしてゆくものである。
とりあえず、BMP形式に変換して余計な線を消去し、1ドット単位の精度で忠実にトレースすることになる。
当然、精度はとても荒いが、ないよりもマシ。
とても手間がかかる。
おじさんにはとてもつらい作業だ(笑)
この後、ビットマップデータをベクトルデータに変換することになる。
ベクトルデータにすることでCADで扱うことができるデータとなるわけだ。
翼型座標をざっくりと取ってから空力解析ソフトに取り込んで最適化、
空力特性を様々に考えながら微調整しながら最終的な精度の高い曲線を見つけ出してゆく。
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ちなみに、MaxBeeの水平尾翼は、実は、とてつもなく大きい
そこで、面白い計算をしてみた。
水平尾翼は、固定部分のスタビライザーと稼動部分のエレベーターに分けることができる。
そこで、スタビライザーのみを水平尾翼とみなして各種計算を行うと、一般的なスタント機と同等の数字が出てきた。
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今回、「MaxBee」を作成するにあたり、一番精度が求められる図形データとして、「翼型」がある。
キットであれば、カットされたリブというパーツがあり、素直に工作すれば、それなりの精度の種翼は完成し
当然、設計とほぼ近い性能を発揮してくれるようなる。
当然、設計とほぼ近い性能を発揮してくれるようなる。
自作や縮小図で工作を行う場合、この「リブ型の再現」がとても大変になる。
原寸設計図があれば、中央翼は側板にトレースされていて、原寸でコピーをとり、丁寧に自具をカットすれば、かなりの精度で工作できる。
翼端に関しては、原寸図を見つけるか、キットであれば、翼端リブをペン等でトレースすれば何とかなるものだ。
Uコン技術誌では、機体紹介の記事で、必ず、中央リブ、翼端リブ、側板寸法図が必ず掲載されていた。
これで、工作技術があれば工作が可能となる。
今回は、こんな便利なものはなにもない。
いろいろ悩んだが、翼型は「似たような形状で設計」することにした。
当然、それでは性能は保証できないし、ましてや完全オリジナルのコピー機は無理なことになる。
しかし、Uコン復活して、コツコツ研究を進めてきた翼型設計ノウハウを用いれば、なんとかなるのでは?
と考えている。
と考えている。
実は、すでに、Aタイプ、Bタイプの翼型設計は完了し、実際の飛行テストで相応の性能が発揮されることを確認した。
もう少しでCタイプの翼型設計の機体が完成するので、飛行テストが楽しみだ。
MaxBeeはDタイプの翼型を用いることになる。
翼型にこめられた設計者の意図は、なかなか測り知ることは難しいが、何とかやってみたいと考えている。
結局、あてずっぽうの独自翼型で、完全オリジナルコピーとはならないが、それでも意義はある。
技術を継承、発展させることが可能になることだ。
本家にどこまで追いつくことができるかどうかわからないが、何とかするしかないでしょ。