DQ MASTERのリブを加工しました。
ポイントは、ジグとして用いるパイプ用の穴(8mm)と、前縁付近の加工です。
DQ MASTERのリブは、前縁プランクのない構造ですので、その分、軽量化でき、構造が簡単になりますが、
強度、空力的に不利になる面があります。
強度、空力的に不利になる面があります。
強度としては、特に捩れに弱くなりやすいこと。
空力特性としては、翼型精度が大切になる、前縁~翼弦長10%付近の曲面が乱れることです。
空力特性としては、翼型精度が大切になる、前縁~翼弦長10%付近の曲面が乱れることです。
空力特性については、もともとの翼型設計で、良好な性能が出るように
前縁~スパーまでの曲線には工夫がされていて、被覆が凹む分だけ、多少膨らませているように思われます。
前縁~スパーまでの曲線には工夫がされていて、被覆が凹む分だけ、多少膨らませているように思われます。
そのまま作成しても良いと思いますが、多少は精度を上げて性能を確保したいものです。
よって、翼型の曲線で大きく空力特性に影響が大きく出る前縁~翼弦長10%付近までの曲線を整える構造とすることにしました。
よって、翼型の曲線で大きく空力特性に影響が大きく出る前縁~翼弦長10%付近までの曲線を整える構造とすることにしました。
前縁の角材が入る切り込みをバルサでうめて、前年半径が綺麗に出るようにして、前縁~翼弦長10%付近まではプランクすることとしました。
このことにより、重い前縁の角材を軽量化でき、その分、前縁~翼弦長10%付近の翼型精度が高くなることで、軽量化と空力特性の改善を行います。
しかしながら、あえて前縁~スパーまでの間をプランクすることは避けました。
これは、湯たんぽ形状による空力特性の改善を、もともとDQ MASTERの元設計で狙っている、と判断できるからです。
これは、湯たんぽ形状による空力特性の改善を、もともとDQ MASTERの元設計で狙っている、と判断できるからです。
半リブを入れる、という手段もありましたが、今回は多少の前縁プランクを行う手段を選択しました。
私は、DQ MASTERの、こういった作成の工夫ができる余地があるところも、キットとして作成するうえで、楽しみが多いところでもあると思います。