先日、私の友人と「練習機の飛ばしやすさ」はどうあるべきか?
についてUコン談義したことがありました。
についてUコン談義したことがありました。
友人は、「練習機は飛ばしやすいものが良い」という意見で、
私は、「練習機は飛ばしにくくてもよい」という意見となりました。
私は、「練習機は飛ばしにくくてもよい」という意見となりました。
このことについて、ちょっと考えてみようと思います。
確かに、「飛ばしやすい練習機」は、入手、工作、調整、できれば、それにこした事はありませんね。
しかし、そのためには、なんとか、「飛ばしやすい練習機」を手元に置く必要があります。
練習機とは、練習過程で壊しやすいもの、消耗しやすいもの、であるといえます。
しかし、そのためには、なんとか、「飛ばしやすい練習機」を手元に置く必要があります。
練習機とは、練習過程で壊しやすいもの、消耗しやすいもの、であるといえます。
飛行機は、一旦壊すと、本来の性能が発揮させることができなくなり、確実に性能が落ちます。
また、その性能を再生するためには、長い時間をかけて工作、調整、を行わないといけません。
その分、練習を行う機会や時間がなくなりますね。
また、その性能を再生するためには、長い時間をかけて工作、調整、を行わないといけません。
その分、練習を行う機会や時間がなくなりますね。
練習、とは、いくつかの目的があります。
言葉を変えると、「なぜ?練習が必要なのか」なのですが・・・・
言葉を変えると、「なぜ?練習が必要なのか」なのですが・・・・
Uコンは体を用いて飛行操縦させるもの。
操縦は反射的に操作する必要があるため、いわゆる、「条件反射」を身につけないといけません。
結局、体を使う以上、操縦感覚を体に覚えさせるために「訓練」が必要になります。
条件反射は、繰り返しの訓練により、無意識に動作することを示しますね。
よって、上手に飛ばせるようになるためには、反復練習がもっとも重要になる、ということになります。
操縦は反射的に操作する必要があるため、いわゆる、「条件反射」を身につけないといけません。
結局、体を使う以上、操縦感覚を体に覚えさせるために「訓練」が必要になります。
条件反射は、繰り返しの訓練により、無意識に動作することを示しますね。
よって、上手に飛ばせるようになるためには、反復練習がもっとも重要になる、ということになります。
自分の体の都合を考えると、飛ばして練習することがもっとも大切、
しかしながら、いつも同じ調子で、「飛ばしやすい練習機」を入手するのは難しいし、壊しやすい。
しかしながら、いつも同じ調子で、「飛ばしやすい練習機」を入手するのは難しいし、壊しやすい。
これは、矛盾、ジレンマを抱えることになりますね。
ここで、このジレンマを解消する、いくつかの方法が考えられます。
1)壊れても再現性が高く、すぐに飛ばせるようにできる仕組みを用いる。
このことを実現しているのは、いわゆる、シミュレーター、でしょう。
RC飛行機、RCヘリであれば、この環境はすぐに手に入ります。
実際、私がRC飛行機、RCヘリの飛行技術を取得するために用いた方法は、RCシミュレーターを用いています。
RCヘリは約3ヶ月間、RC飛行機は約1ヶ月間のシミュレーター練習で、落とさずに飛行させるレベルの操縦技術を身につけることができました。
では、Uコンでは?
これは、難しいと思います。
目と指先で操縦するRCに比べ、Uコンの場合は、ある意味体全体での操縦が必要です。
そのようなシミュレーターが簡単に入手できればいいのですが・・・・・
このことを実現しているのは、いわゆる、シミュレーター、でしょう。
RC飛行機、RCヘリであれば、この環境はすぐに手に入ります。
実際、私がRC飛行機、RCヘリの飛行技術を取得するために用いた方法は、RCシミュレーターを用いています。
RCヘリは約3ヶ月間、RC飛行機は約1ヶ月間のシミュレーター練習で、落とさずに飛行させるレベルの操縦技術を身につけることができました。
では、Uコンでは?
これは、難しいと思います。
目と指先で操縦するRCに比べ、Uコンの場合は、ある意味体全体での操縦が必要です。
そのようなシミュレーターが簡単に入手できればいいのですが・・・・・
2)工作しやすい練習機を用いる。
ということで、この考え方でキットとして各種発売されています。
私がUコンを習得した時代は、練習機のキットも多数発売、また、さまざまキット化されていた時代ですので、ある意味恵まれていました。
現代では、KMCOスタントマシン、KMCOオオカミシリーズ等、KMCOキットには優秀な練習機が多数揃っていますね。
ということで、この考え方でキットとして各種発売されています。
私がUコンを習得した時代は、練習機のキットも多数発売、また、さまざまキット化されていた時代ですので、ある意味恵まれていました。
現代では、KMCOスタントマシン、KMCOオオカミシリーズ等、KMCOキットには優秀な練習機が多数揃っていますね。
3)工作しやすく壊れにくい練習機を用いる。
工作しやすい練習機、当然、ある程度壊れにくい、とはいえますが、やはり、墜落、となると胴体は折れ、主翼は壊れてしまいます。
特に、主翼は壊れやすく、作るのも、初心者にとっては大変になる、ということになりますね。
ということで考えられたのが、「ベニアの主翼」の機体となります。
これらの機体としては、
・リボルバーFX (先尾翼機、ただし、胴体は壊れやすかった)
・スーパープライ(超ベニア、そのまんまですね)
・その他(背面飛行は無理ですが、ベニアを湾曲された翼のキットがありましたね、名称はわかりません)
工作しやすい練習機、当然、ある程度壊れにくい、とはいえますが、やはり、墜落、となると胴体は折れ、主翼は壊れてしまいます。
特に、主翼は壊れやすく、作るのも、初心者にとっては大変になる、ということになりますね。
ということで考えられたのが、「ベニアの主翼」の機体となります。
これらの機体としては、
・リボルバーFX (先尾翼機、ただし、胴体は壊れやすかった)
・スーパープライ(超ベニア、そのまんまですね)
・その他(背面飛行は無理ですが、ベニアを湾曲された翼のキットがありましたね、名称はわかりません)
さて、飛行機の性能と重量というのは密接な関係があります。
この辺は、
「大型エンジンへの挑戦(機体の寸法を決める その1)」
http://blogs.yahoo.co.jp/jpn33f134043/24425500.html
をご覧ください。
この辺は、
「大型エンジンへの挑戦(機体の寸法を決める その1)」
http://blogs.yahoo.co.jp/jpn33f134043/24425500.html
をご覧ください。
練習機は丈夫にしないといけない->重量が重くなる->飛行性能が悪くなりやすい。
といった、ジレンマが発生します。
このジレンマを克服して、良く飛び、墜落しても壊れにくく直しやすい、といったレベルのキットや機体が練習機として開発されてきたわけです。
このジレンマを克服して、良く飛び、墜落しても壊れにくく直しやすい、といったレベルのキットや機体が練習機として開発されてきたわけです。
さて、「練習機の飛ばしやすさ」はどうあるべきか?について立ち戻ってみましょう。
飛ばしやすい、とは、どういうことなのか?という疑問があります。
ここは、さまざまな価値感、尺度、感性、レベルがあると思います。
ここは、さまざまな価値感、尺度、感性、レベルがあると思います。
ということで、レベル毎に考えて整理しないといけないと思います。
1)墜落を回避するレベルでの練習機
墜落しても壊れない、壊れにくい、すぐに修繕ができる、が必須ですね。
練習過程で墜落することはありますからね。
そうなると、丈夫に重く、性能は?・・・・・
という機体になってしまいます。
墜落しても壊れない、壊れにくい、すぐに修繕ができる、が必須ですね。
練習過程で墜落することはありますからね。
そうなると、丈夫に重く、性能は?・・・・・
という機体になってしまいます。
性能の良い、ピカピカの軽量な機体は、飛ばすのを躊躇します。
これでは、練習にはなりません。
結局、いつまでたっても、憧れのピカピカの軽量な機体は飛ばせません。
残念ながら、本末転倒となってしまいますね。
これでは、練習にはなりません。
結局、いつまでたっても、憧れのピカピカの軽量な機体は飛ばせません。
残念ながら、本末転倒となってしまいますね。
このレベルでは、ニュートラル、なんてことはどうでもいいことです。
フラフラ飛行する機体を、なんとか操縦で押さえ込む、これが、将来役に立つ操縦技術を身につけるための訓練となるわけです。
フラフラ飛行する機体を、なんとか操縦で押さえ込む、これが、将来役に立つ操縦技術を身につけるための訓練となるわけです。
多少飛ばしにくくてもしかたありませんね。
それよりも、しっかりと反射神経を鍛えたほうが得策に思う時期です。
2)スタント操縦技術の習得するレベル
まだまだ墜落リスクはありますが、落としにくい、といった腕のレベルになるのでしょうかね。
こうなってくると、「手にピタリとついてくる」特性がある程度必要になってきます。
スタントのあらゆる状態、姿勢でも、「手にピタリとついてくる」ことで、安心して操縦に専念できます。
とはいっても、本格的な競技向けスタント機に比べれば、性能はまだまだでしょう。
まだまだ墜落リスクはありますが、落としにくい、といった腕のレベルになるのでしょうかね。
こうなってくると、「手にピタリとついてくる」特性がある程度必要になってきます。
スタントのあらゆる状態、姿勢でも、「手にピタリとついてくる」ことで、安心して操縦に専念できます。
とはいっても、本格的な競技向けスタント機に比べれば、性能はまだまだでしょう。
私の好みのスタント練習機は、やはり、スタントマシンになります。
私の場合、「手にピタリとついてくる」必須要素として、「ニュートラルが出る」があります。
「ニュートラルが出る」かどうかは、実際に工作し、調整してみるまでわかりません。
そういった意味では、スタントマシンはきちんとニュートラルが出たことを確認できました。
オオカミはこれからになりますね。
私の場合、「手にピタリとついてくる」必須要素として、「ニュートラルが出る」があります。
「ニュートラルが出る」かどうかは、実際に工作し、調整してみるまでわかりません。
そういった意味では、スタントマシンはきちんとニュートラルが出たことを確認できました。
オオカミはこれからになりますね。
では、スタントマシンは本格的なスタント機としての性能と比較してみるとどうなのか?
ですが、
・周回速度が速め。
・ワイヤーテンションが多少心持たない。
といった印象があります。
ですが、
・周回速度が速め。
・ワイヤーテンションが多少心持たない。
といった印象があります。
ただ、きちんとニュートラルが出て各演技で機体が逃げにくく、しっかりと旋回する、ので、出来の悪いスタント機よりも遥かに飛ばしやすく、素直な操縦特性には好感をもてますね。
ワイヤーテンションの確保が難しい面もありますが、これは、体の捌き方、風の捌き方を習得することになります。
よって、今後のステップに上がるためには、よい練習になるわけです。
やはり、名機に思いますね。
3)本格的競技会向けスタント操縦技術を習得するレベル
墜落させる事は、まずない。
しかし、墜落させるリスクは0となっているわけではないレベル。
要するに競技会向けに練習に精進するレベルとなるのでしょうね。
別の見方をすれば、D級検定に合格するための練習を行うレベル、となるのでしょう。
墜落させる事は、まずない。
しかし、墜落させるリスクは0となっているわけではないレベル。
要するに競技会向けに練習に精進するレベルとなるのでしょうね。
別の見方をすれば、D級検定に合格するための練習を行うレベル、となるのでしょう。
この段階の練習では、期日が決まった大会に向けて猛練習、となるのですが・・・
けっこう墜落するものです。
それまでの、背面飛行を習得し、見る見る上達していく、飛ばすのが楽しい、とは違い、精神的にも苦しくなり、飛行回数も重なるため、リンケージ故障、気負いが地面と仲良くなる原因、等、今まで考えもしなかったトラブルに見舞われる時期です。
従来の練習機と違い、それなりに軽量化されて壊れ易いのも、全損を招きやすい要因となるでしょう。
こんなはずじゃなかったのに、と思いを重ねるのも、この時期でしょうね。
代表的なキットとしては、DQ MASTERがあります。
実際に工作してみましたが、「自分好みの操縦特性」とするために、多少の改造を行うことになりました。
また、機体の精度出しで、多少苦労したところもありましたね。
(お風呂にドブンをしてしまった)
ということで、自分なりの本格的競技会向けスタント練習機、を作りたいと考え、現在、鋭意、設計を進めています。
このレベルでは、「飛ばしやすさ」は、最良を求め、できれば自分好みとしたい、ということになりますね。
と同時に、なによりも、再現性が高い(精度高く工作しやすい)ことが大切に思います。
本格的な競技会出場レベルの機体は、私の経験では、1年に1機程度しか作れません。
それでは、一旦墜落させると、回復するまで1年かかることになります。
こうなると、1年は競技会活動を休まないといけなくなりますね。
これではいかん、ということで、3ヶ月で工作、調整、練習が開始できる、という機体が欲しいところになるでしょう。
といったニーズで、既存のキットを眺めてみると、案外少ないことに気がつきます。
ないものは作るしかない、と考えるわけですね。
それでは、一旦墜落させると、回復するまで1年かかることになります。
こうなると、1年は競技会活動を休まないといけなくなりますね。
これではいかん、ということで、3ヶ月で工作、調整、練習が開始できる、という機体が欲しいところになるでしょう。
といったニーズで、既存のキットを眺めてみると、案外少ないことに気がつきます。
ないものは作るしかない、と考えるわけですね。
私なりの「練習機の飛ばしやすさ」の答えは、
操縦技術、レベルに従い、「飛ばしやすさ」の求めるところが変化し、何よりも大切な事は、
「まず、飛ばして練習することを最優先とすべき」です。
多少飛ばしにくくても、それは、操縦技術でカバーする気概が大切になる。
ということになるのでしょうかね。
ということになるのでしょうかね。